虎ノ門ヒルズ隣接地に新ビル&駅 - ビジネス、レジデンス、商業施設が登場

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森ビルが「虎ノ門ヒルズ 森タワー」の隣接地に、3棟の新超高層タワーを建設、さらに日比谷線虎ノ門新駅(仮称)とも一体化した都市づくりを行い、「虎ノ門ヒルズ」の拡大・進化を図り、虎ノ門エリアの国際新都心化を一気に加速させることを発表。

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【虎ノ門ヒルズエリア全体像】

2014年6月の「虎ノ門ヒルズ」誕生を起爆剤に、虎ノ門エリアは都市再生に向けて大きく動き出した。森ビルは、さらに「虎ノ門ヒルズ」の両側にオフィスを中心とした「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー(仮称)」と、住宅を中心とした「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー(仮称)」の2つのプロジェクトを進めている。なお、両ビルとも、2019年度に竣工予定だ。さらに、桜田通りを挟んだ西側には、2020年度に供用が開始される「東京メトロ日比谷線虎ノ門新駅(仮称)」と一体開発する「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(仮称)」を計画。なお、ステーションタワーは2022年度の竣工目標で進められている。

■「虎ノ門ヒルズビジネスタワー(仮称)」

ビジネスタワーは、36階建て、グローバルレベルの大規模オフィス・商業施設を持つ。日比谷線虎ノ門新駅(仮称)や既存の銀座線虎ノ門駅とも連結。また、1階には、都心と臨海を結ぶBRT(バス高速輸送システム)や、空港リムジンバスも発着可能なバスターミナルを設置。世界と都心を繋ぐ「東京の玄関口」として機能する。2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、晴海地区の選手村と各スタジアムや都心と湾岸部の競技場を結び、選手や観客の移動に活躍する交通拠点となる。

■「虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー(仮称)」

地上56階建てのレジデンシャルタワーは、グローバルレベルのレジデンス約600戸を供給。森ビルの高級住宅ブランド「MORI LIVING」シリーズの最高峰となる住宅のほか、6つ目となる会員制のヒルズスパも併設する。

■「虎ノ門ヒルズステーションタワー(仮称)」

ステーションタワーは、「東京メトロ日比谷線虎ノ門新駅(仮称)」と一体的に開発する、これからの都市再生モデルとなるプロジェクト。現在の虎ノ門ヒルズと同規模程度のオフィスやホテルなどを複合させたタワーを検討しており、最上部には大企業やベンチャー企業、起業家から広く一般の方にも開かれた交流施設を設置、新たなビジネスやイノベーションの発信拠点を目指す。