逆効果だった!やりがちだけど「髪がぺったんこになる」NGヘアケア4つ

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大人女子のお悩みの1つ“髪の毛のボリューム”。年齢を重ねるにつれ、髪の毛も細くなりトップのボリュームも無くなってきてしまいます。髪がぺったんこになると顔の印象が老けた感じに。かといって、ふんわりさせようとあれこれ試してみても思うようにうまくいかない……それって実は逆効果なNG習慣かも!

そこで今回は、良かれと思ってやっていたのに実は逆効果なNG習慣と、トップをふんわりさせる対処法を現役美容師である筆者がご紹介します。

■実は逆効果!髪がぺったんこになるNG習慣4つ

(1)わざとトリートメントを残すように甘くすすぐ

ヘアケアに欠かせないトリートメントですが、しっかり洗い落としていますか? ぺったんこになるのが悩みの方は、かなりの割合でちゃんとすすいでいません。

本来、トリートメントはきちんと落とすものですが、ツルツルしていいからとわざと甘くすすぐ方が多く見受けられます。髪にも悪い行為ですし、髪のボリュームをかなり落としてしまいます。トリートメントのヌルヌルが無くなるくらいしっかり洗い流しましょう。

(2)ボリュームを出そうとドライヤーで「前から後ろ」に乾かす

これはかなりの方がやっているNG行為! ボリュームを出そうと前から後ろに乾かすと髪が割れて逆にぺったんこになってしまうんです。正解は逆。お辞儀の格好をして、ドライヤーの風を“頭の後ろから”当ててください。座ってするのが大変でしたら立って行っても良いです。

後ろ側があらかた乾かし終わったら、お辞儀の姿勢のまま頭のてっぺん辺りにドライヤーを移動させ、さらに乾かしていきます。美容室の場合はお辞儀はしませんが、実はちゃんと“後ろから前”に根元から風を当てているんですよ。

(3)シャンプーがシリコン入りタイプ

シャンプーはノンシリコンがオススメです。ノンシリコンはボリュームアップが特色なので、お悩みの方はぜひ使ってみてください。

また、ヘアケア製品にケラチンが多いものを使うのも手です。ケラチンは髪の主成分になるタンパク質です。加水分解ケラチンという、修復成分を含む製品を使うと髪にハリとコシが出ます。ただし根元にはつけないように注意が必要です。

(4)スタイリング剤をたくさんにつける

ボリュームアップさせようとスタイリング剤をたくさんつけていませんか? スタイリング剤の油分で髪がペタッとなってしまいます。また、スタイリング剤の付けムラがあるとバランスの悪い仕上がりになり余計にペタッとした印象になりがちです。常に均等に伸ばし、しっかり全体になじませてください。

また、スタイリング剤は、求めている用途に合ったものを買いましょう。ふんわりしやすいスプレータイプがオススメです。

■もっと「ふんわり」させるならマジックカーラーを

メイクや着替え中にマジックカーラーで巻くのもオススメ。出かけるギリギリまで巻いておきましょう。半乾きか、カーラー用のスタイリング剤で濡らした状態で巻いて、完全に乾かしてから外してスタイリング剤をつけるとボリュームをキープできます。

いかがでしたか? 良いことと思ってやっていた習慣が実は“逆効果”になっていたんです。髪は女性の命。ボリュームがあるだけでもかなり印象が変わります。NG習慣を見直していけば必ず効果はあります。素敵なスタイルを目指しましょうね。

【著者略歴】

小泉順一朗・・・ 美容師。都内美容室勤務を経験後、22歳で40年の歴史を持つ美容室を引き継ぎ『Total beauty kawada 川田美容室』を設立。数々のコンテストで県優勝、全日本選手権では入賞経験をもち、現在も全国を飛び回り日々レベルアップに務めている。お 客様が美容室・ヘアスタイルが楽しくなるサロン作りをコンセプトとしており、ブログ・LINEなどでも日々のケアなどを発信、アフターフォーローにも務め ている。

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※ Voyagerix / shutterstock