日本女性の今昔ブラジャー事情!実は胸を小さく見せたい人多数!?【恋占ニュース】

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女性らしいまろやかなボディラインは、男女問わず永遠の憧れ。
男性は女性のキュッとくびれたウエストに本能的に反応する…なんて言われていますが、実際に見ているのは結局のところ胸なんじゃないの!? 胸が大きければ、相対的にウエストもくびれて見えるわけだし…。
というのは、ちっぱいのヒガミでしょうか。

◆日本人女性のおっぱいの歴史



これまで、日本人女性の体型は世界的に見ても「小柄・胴長・短足・貧乳」(ヒドい!)とされてきました。
また、「胸の大きさは遺伝」だと言われていたり、「胸が大きい人は頭が悪い」なんて説が本気で信じられていた時代もあったのです。

それが、ここ数十年で体型は大きく変わりました。
生活習慣の変化によって、足は長く背も高く、欧米人にひけをとらない体型になった、と言っても過言ではありません。もちろんバストサイズも、私たちの親世代とはまったく違う数字に!

大手下着メーカー、トリンプによる「ブラのカップ別売上割合」の調査によると、1980年にはAカップが全カップサイズの58.6%、Dカップ以上が4.5%でした。

しかし、2014年にはAカップの売上はわずか5.3%。最も多いのはCカップの26.3%、次いでDカップの24.1%。そのさらに上のEカップも16.2%となかなかの数字!
…何だかいろいろため息が出てしまいます。

ちなみにここまで体型が変わったのは、単に食生活が変わったから、ではないんですって!
心身ともに慎ましさが求められた時代には、セックスアピールとなる大きな胸は必要ありませんでした。でも、価値観が変わった現代では胸は大きいほうがいい、と思う男性が多い様子。
これに合わせて、日本人女性の体が「進化している」という説が有力なのだそう。

◆巨乳の悩み、今昔



とはいえ、巨乳には巨乳の悩みがあるようですね。
その主なものが

・ ピッタリした服をきれいに着こなせない
・ 走ると揺れて恥ずかしい
・ 太って見える
・ 肩がこる

とのこと。

事実、下着メーカー各社では「胸を小さく見せるブラ」の売り上げが年々伸びていて、大手メーカーのワコールではブラジャー売上の第1位を誇っているのだとか。

胸を小さくしたいなどとは一度たりとも思ったことのない筆者は「せっかく大きなものをお持ちなのだから、堂々と見せればいいのに…」と思います。「わざわざ小さくしなくても!」と言う男性も多いそうなのですが、当事者にとっては切実な問題なのでしょうね。

ちなみに、まだEカップやFカップが希少だった時代にも当然巨乳の女性はいたわけですが、彼女たちの悩みも相当なものだったようです。

昭和50 年代から20年あまり、下着販売に携わった女性の話によると、昔は

「巨乳なだけで頭が悪いと思われる」
「何だかわからないけど、とにかく自分の胸が恥ずかしい!」
「ふしだらに思われそう」

などなど、前時代的な偏見と思い込みに支配された女性がたくさんいたのだそうです。
彼女たちは胸にさらしやサポーターを巻いて、何とか胸を小さく見せようとしていたのだとか…。

また、大きなサイズのブラ自体がなく(あっても輸入品でとても希少だったそう)、サイズの合わないブラを無理に着け、お肉がはみだしてまるでおっぱいが4つあるように見える人もざらにいたんですって。
なんだか、昔の人って気の毒…。

◆来年のインナーは?



さて、話は現代に戻りまして。
昔はサイズすら用意されていなかった巨乳さん用のブラも、かわいさと機能を兼ね備えたものがたくさん出回るようになりました。

もちろん、ちっぱいさん用にAA、AAAサイズなんてのもあって、おっぱいを包み込む環境はより良いものに。

そして、ここ最近の傾向としては「申年に赤い下着をつけると運気が上がる」という縁起をかついでか、赤い下着が売れ筋なのだそう。
確かに、気分も上がって冷え性も吹っ飛びそうな色ですよね。

ちなみに、赤い色を直接身に着けることで交感神経の働きが活発化し、体温や心拍数の上昇が見られるのだとか。
「赤い下着は元気になれる」なんて迷信だと思っていたのですが、ちゃんと科学的な根拠もあるんですね。

来るべきクリスマス、年末年始に向けて「そろそろ下着を新調しようかな」とお考えのみなさん、ピンクや黒の下着もいいけれど、赤を選択肢に入れてもいいかもしれませんね。

(文=石村佐和子)

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