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今月6日に行われた第7回AKB総選挙で、“さしこ”こと指原莉乃さんが2年ぶりの1位に輝いたことは記憶に新しいですよね。

自分で「自分はかわいくもないし、ダンスも歌も普通」と言う指原さん。そんな彼女ですが、秋元康さん始めAKBスタッフに可愛がられ、グループメンバーにも慕われたからこそ、ファンからの支持も上がったと言われています。

彼女が周りの誰からも好かれる理由とは何でしょうか。今回は、指原さんから学ぶ“上司にも部下にも好かれる5つのポイント”をご紹介します。

1. 誰に対してもフレンドリーに接する

指原さんと言えば“へたれ”キャラがきっかけでブレイクしました。憧れの存在である「アイドル」として活動する中、自分の弱さをさらけ出して“へたれ”をアピールするのは勇気がいることです。ほかにも躊躇なく変顔をしたりと、従来の「アイドル」に固執しない、気取らない性格が親近感を感じさせます。

オフィスでも、プライドの高い上司や後輩は取っ付きにくくありませんか。仕事といえど、誰に対してもフレンドリーな人と一緒に働きたいですよね。

2. 自分の仕事を素早くこなし、周囲に気を配る余裕がある

指原さんは、スタッフ間では“物覚えがすごく早い”ことで有名。バラエティー番組のレギュラーなど、ソロでの活動もかなり多い彼女ですが、その合間を縫って数日で完璧にダンスの振り付けを覚えてくるそうです。そのため、リハーサルでも、周囲に迷惑をかけることなく、さらに他人に気を回せる余裕が生まれるのです。

仕事でも、自分のタスクを早く終わらせることができれば、周りの人の仕事を手伝ったり、プラスアルファで予定以上のことができますよね。何をどうすれば、職場の付き合いがうまくいくかわからない人は、まずは目の前にある自分の仕事を完璧に終わらせることを目指しましょう。

3. 上司の意図を瞬時に理解し、指示出しが正確で素早い

頭の回転が速いことで知られる指原さん。大人数で活動するHKT48は、スタッフの伝達だけでも一苦労です。

そんな中、指原さんは「彼女に伝えておけばチームに伝わる」とスタッフから絶大な信頼を得ています。理解が早く、メンバーによりよく伝える方法を瞬時に考えチームを導いているのです。

彼女が劇場支配人に指名されるのは、単なるネタではありません。仕事で大型プロジェクトを任された時、大切なことは奇抜なアイデアを出すことではなく、スタッフ全員にきちんとプロジェクトの意図や内容を伝えられることです。そのためには相手の性格や状況まで理解し、ベストな方法で説明する必要があるのです。

4. 得意分野を生かして具体的なイメージを伝えることができる

指原さんは、HKTの他のメンバーの長所を伸ばしてキャラクター付けするところをメディアでもよく見かけます。それは、指原さん自身が元アイドルマニアだったため、メンバーのいいところを見つけるのがうまいのです。そうして人気が出たメンバーは彼女に感謝することになります。

仕事でも、部下にあいまいな指示を出したり、上司に情熱でプレゼンしても伝わらないばかりか空回りです。プロジェクトに対し具体的例を出して説明することができたり、上司や部下の性格を把握して、プレゼンなどでチームプレーできることは、社会人としてもかなり高ポイントでしょう。

5. とにかく徹底して自分を客観視している

10代で「アイドルとして容姿以外で勝負しよう」とまで考えられる人はそうそういないです。指原さんは、アイドルになったにも関わらず「自分はビジュアルでは他のメンバーに勝てないから、自分の得意なことを伸ばした方が、使いどころのある人間になれる」と考え、今のキャラクターを確立させていったそうです。

オフィスでの仕事でも、ひたすらやりたい仕事だけをやろうとしている人は迷惑ですよね。組織に属している中で自分を客観視できて、使い物になれるようになるか考えられるということはかなり重要です。

新しい環境が定着してきた6月は、上司や部下との関係に悩む方が増えているのではないかと思われます。もし心当たりがある方は、“さしこ”の生きる術を参考にしてみませんか。

(泉華)