恐怖の隠し味!手作りチョコに自分の血や髪を入れる女たち【恋占ニュース】

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バレンタインのチョコレート、みなさんはどうする予定ですか?
有名店のチョコを買う人、今年話題の商品が気になっている人、それから手作りの計画を立てている人もいるかもしれませんね。

どんなチョコでも、本命用には気持ちをこめるもの。でも、手間ひまかけた手作りなら、さらに気持ちは伝わりやすくなる…なんて気もしますよね。

そんなバレンタインの時期になると、まことしやかにささやかれる、おまじないの数々をご存知でしょうか。

・「右の手首に赤いサインペンでハートを書いて塗りつぶし、その上から絆創膏を貼っておくと想いが通じる」

なんてかわいいものもありますが、結構多いのが

・「チョコに自分の爪を刻んで入れる」
・「手編みのマフラーに自分の髪の毛を編み込む」

など、体の一部をチョコレートやプレゼントに混入させるもの。
爪や髪の他にも、その人を思って流した涙だの、唾液だの血液だの…考えただけで寒気が。

このテのおまじないは、筆者が小学生の頃には既に

「自分の○○を入れたチョコレートを相手が食べると、両想いになれるんだって」

「へー、効きそー」

的に語られていました。
…そんな昭和の記憶が、21世紀を迎えて15年も経った今でも語り継がれているとは…本当に驚きを隠せません。
今、twitterやまとめサイトを見れば、ネタなのか本気なのかわからない情報がわんさか。

・「髪の毛はミキサーで細かく砕いて…」

・「バレンタインデーと生理周期が合わない…」

・「血はラズベリーと一緒に入れればバレないよ」

何を入れる気なんですかアナタ方!と思わず戦慄してしまいます。

ちなみに「まじない」を漢字で書くと「呪い」。
愛慕か憎悪か、想いのベクトルは違いますが、こうした行為はすべて「のろい」と同義になるのだそうです。

テレビの心霊特集などで、切った髪の毛を束ねたものを使った呪いを見たことがある人もいるでしょう。
昔から「髪には霊力が宿る」「髪はその人の分身」と言われ、念がこもりやすいものなのだとか。
それゆえ、呪いをかけるときの依り代(よりしろ=自分や相手の代わりとなって、想念を受けたり、受けさせたりするもの)として使われることが多いのだそう。

また、血液も同様にポピュラーな依り代として知られています。古来、羊などの生け贄の血が神事に使われていたのも、このためでしょう。
特に、古代アジアでは女性の血は生命を創造する反面、破壊するものでもあると考えられ、女性から男性に恋愛がらみの呪いをかけるときには、自身の経血を使っていたそうです。

黒魔術や陰陽術、ブードゥーなど、世界には様々な呪いやおまじないの術があります。チョコにいろんなものを入れちゃうのも、きっとこうした流れから来ているのでしょう。
自分の体の一部を使った呪いの効果は強烈、と言いますから、効果もそれなりに期待できそうですが…。
しかし、そんなチョコを受け取る男性にしてみたら、たまったもんじゃありませんよね。

手作りチョコを頑なに拒む男性が世の中にはいますが、もしかしたら彼らは過去につらい経験をしたのかもしれません。

仮にそうでなくても、
「彼女ならともかく、よく知らない人が作ったものはちょっと…」
と思う人は多いのでは。

こうした情報の流布や近年たびたび起こる食べ物への異物混入事件を背景に人々の警戒心が高まり、一生懸命手作りしても手放しで喜んではもらえない、という悲しい現実…なのかもしれません。

ただ、本当に「自分の○○入りチョコレート」を作ってしまった人の話もその後日談も、実際に聞いたことはないので、まだまだ世の中には良識というものが厳然と存在していることを信じたいと思います。

今年手作りチョコレートを渡す予定のみなさんは、こんなおまじないに手を出したりはしませんよね?
愛を伝えるための食べ物に異物混入なんて、恋愛成就どころか、もはや嫌がらせの域ですから。

(文=石村佐和子)

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