過充電はダメ?スマホ「バッテリー」の都市伝説アレコレ…全部きちんと説明します!

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普段は職場や学校など、自宅以外で過ごす人がほとんどだと思いますが、スマホのバッテリーって結構気にされてる方も多いのではないでしょうか?

朝はちゃんと充電されているかどうか、昼間は使い過ぎないように、帰りは充電切れにハラハラ、寝る前は充電器にセットしてるか確認……。

なんだかこうやって考えてみると常に気にしてますね。そこで今回は、みなさんが気になる「バッテリー」について、特に「充電」や「消耗」に関するお話をしてみたいと思います。

 

■「PCからUSB給電」と「コンセントから直接」だとどっちが速いの?

まずは、一番よく耳にする疑問。答えは“コンセントから直接アダプターで充電したほうが速い”です。理由はシンプルでアダプターの方がパワーがあるから。供給される電力量の違いです。

一般的なUSBケーブルだと、500mA(ミリアンペア)なのに対し、アダプターは大体1〜2A。1,000mA=1Aですから、約2倍〜4倍も違います。

 

■ずっと充電しっぱなしはよくない?

いわゆる“過充電”のこと。100%充電されたバッテリーに対してさらに充電するとバッテリーを消耗させてしまうとされてきましたが、最近のスマホは過充電を防止する機能が備わっています。満充電すると差しっぱなしでも自然と充電をストップしてくれるようです。

 

■寒いとバッテリーの減りが速くなるって本当?

これは以前「寒い場所でiPhoneを使うとバッテリーの消耗が速いって本当?」でもご紹介してますが、本当のようです。機種によって違いますが、大体0〜35℃という気温での使用を想定してつくられており、あまりに寒い場所だとバッテリーの減りが速くなるようです。

 

■なんで寒いと電池の減りが速くなるの?

バッテリーについて少し詳しく知る必要がありますが、寒いと分子の動きが鈍くなり、同じ電気を発生させるにもたくさんの分子が必要になります。分子はバッテリーの残量とか電気を発生させる「元」みたいなものだと思って下さい。

また、電気を通している「金属」は温度が低くなればなるほど抵抗が低くなります。抵抗が低いため、スマホで同じ操作をしても電気を多く使ってしまいます。

寒くて鈍くなった分子が一生懸命つくった電気を、抵抗が少なくなった金属のせいでさらにたくさん使ってしまうというわけです。

 

■バッテリーは0%になってから充電した方がいいの?

反対にいうと「注ぎ足し充電はよくない」というお話ですね。これは電池の種類によっては良くないとされていますが、私たちが使っているスマホに主に使用されている「リチウムイオン電池」はあまり気にする必要はないようです。

むしろ0%のまま放置する方が良くないです。昔の携帯電話を久しぶりに使おうとしたら充電出来なかったという経験はありませんか?

 

「分子」とか「抵抗」とか、ちょっと難しかったかもですが、いかがでしたでしょうか。普段よく聞く疑問や噂をまとめましたので、参考にしてみて下さいね!