1階エントランスの壁画『最良のものはすでにある』。ポップなタッチが目を引く

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3月31日、アジアの近現代の美術作品を系統的に収集、展示する世界で唯一の専門美術館「福岡アジア美術館」の7階ラウンジと1階がリニューアルオープンした。

【写真を見る】オシャレに生まれ変わったアートカフェ。ゆっくり読書を楽しもう(カフェスペースのみ飲食OK、図書閲覧スペースは飲料のみOK)

■ “あじび”がより快適に、より楽しくリニューアル

まず注目なのは、1階エントランスの壁画『最良のものはすでにある』。今話題の中国人アーティスト、ブー・ホァ(ト樺)さんによる4×11mの壁画で、彼女の特徴であるポップで生き生きとした作風が見る者を魅了。

思わず足を止めて見入ってしまう。壁画の中には、作者自身の化身であるかわいらしい少女のキャラクターや、明太子やトンコツラーメン、福岡タワーなど、福岡にちなんだ題材も描かれているので、ぜひ探してみてほしい。

さらに、7階ラウンジは「アートカフェ」となって生まれ変わった。開放的で今まで以上にスタイリッシュになった空間では、おしゃれな本棚にアジアやアートに関する書籍がズラリ。約1万冊を所蔵しており、すべて無料で読むことができる。

また、自家焙煎カフェ「イエナコーヒー」が手がけるアジアンコーヒーや、九州産の素材を使ったスイーツ、軽食なども今まで通り味わうこともできる。おいしいコーヒーと一緒に優雅な読書タイムを過ごすのもオススメだ。

アートカフェの一角には図書司書が常駐しているので、お目当ての本を探したいときなど気軽に問い合わせてみよう。

アートに興味のある人はもちろん、今まであまりなじみがなかった人も、“あじび”で優雅でアートなカフェタイムを楽しんでみてはいかがだろうか。

[福岡アジア美術館]福岡県福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7F、8F / 092-263-1100 / 10:00〜20:00(ギャラリーへの最終入場は19:30まで) / 水曜(祝日の場合、翌平日)・年末年始休み(九州ウォーカー・前田健志)