「コーヒー碗 Mikawachi177ml」(税抜6600円)。佐世保の海を表したカップの縁や底のボーダーがアクセントになっている

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スターバックス コーヒーは、10月13日(金)から地元職人の情熱が込められた「JIMOTO made」シリーズとして、「コーヒー碗 Mikawachi177ml」を佐世保四ヶ町店、させぼ五番街店の2店舗限定(長崎県佐世保市)で販売する。

【写真を見る】カップの中にはイカリ、ソーサーには海に浮かぶクジラがあしらわれている

スターバックスが2015年より始めた「JIMOTO made」シリーズは、日本各地で受け継がれる伝統技術を取り入れた商品開発を行い、地元の店舗だけで販売し、そのプロダクトを通じて地元の産業や人々のことを知ってもらう機会を生み出すプロジェクト。

今回販売する「コーヒー碗 Mikawachi177ml」は、日本で初めてコーヒーを飲むためのコーヒー碗を手がけたといわれている三川内焼で、当時のコーヒー碗の形状を現代に合わせて再現する。三川内焼は平戸焼ともいわれ、長崎県佐世保市で生産される陶磁器だ。約420年、佐世保市唯一の国の伝統工芸として上質な磁器土の特徴を生かし、「透かし彫り」「手捻り」「薄づくり」など見るものを圧倒する陶磁器を伝えている。

コーヒー碗を手にした当時の人々がどのようにコーヒーを楽しんでいたのか、思いを馳せるようなマグカップを、江戸時代に御用窯として作陶していた嘉泉窯(かせんがま)の協力のもとに完成させた。

「コーヒー碗 Mikawachi177ml」は、そのユニークな形状を感じられるようにシンプルなデザインに仕上げている。白磁へ青い染付けを施し、佐世保に馴染みのあるデザインとして、カップの縁や底にボーダーを入れて佐世保の海を表現する。カップの中にはイカリ、ソーサーには海に浮かぶクジラを描き、底面にはスターバックス、嘉泉窯(生産者)、佐世保(コミュニティ)の名称も入る。まさに地元職人の情熱、地域とのつながりから生まれた傑作だ。

【九州ウォーカー編集部/文=秋武宏美】