私、清葉アキ子は現在43歳、絶賛婚活中。見た目はキレイなお姉さん系、都内出身、四年制大学を卒業後、編集兼ライターの仕事をしています。38歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことを堅実女子の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。婚活は、まさしくサバイバルなのです……。

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婚活の初戦を突破できない女性たち

結婚相談所や結婚情報サービス、仲人によるお見合い(面会)は、初対面が勝負!会う前に顔やスペックは分かっている場合が多いけれど、フィーリングは実際に会ってみないとわからない。声、会話のテンションやリズムなどもそのひとつだ。初対面の印象の良し悪しによって、2回目、もしくはその先につながるかどうかが変わってくる。つまり、初対面は、“会話オーディション”でもある。

仲人や結婚相談所などで紹介された人と会う(お見合いや面会という)ことになった場合、会ったあと、「相手の印象がどうだったか?」という報告とともに「もう一度会いたいか?」「交際をしたいか?」という決断を迫られる。ここで双方とも「もう一度会いたい」という意向であれば、いわゆる“お付き合い”が始まる。つまり、2回目があるということ!2回目がなければ、3回目もないし、結婚もない……。まずは、初戦突破=2回戦進出が目標だ。

そんな中、写真やスペックなど書類上では大人気の女性なのに、なぜか、毎度2回目につながらない女性というのがいるそうだ。仲人たちに聞くと、そういう女性たちには2つの共通点があるそう。

それが、「自分の価値をわかっていない人」の次に結婚のプロたちの手を焼くという、「男性と張り合ってしまう女性」。

男性と一緒に働いてきた女性たちは、経験も豊富で知識も豊富。人脈も多く持ち、30歳も過ぎれば、自分自身に自信もプライドも持っている。そんな女性の中には、男性との会話でも「それ知ってる!」「私なんてこうよ!」と張り合ってしまう人が多いのだそう。

男性が「社員旅行でローマに行ったんだけど……」と言えば、「私も3年前に行ったー!ローマを含めて4都市回ったの」と返す。「昨日、同僚と行ったイタリアンがとてもおいしくて素敵な店だったんだ」と言えば、「あー、そこ行ったことある!でも、そこより素敵でおいしいお店があってね……」と返す。「仕事でこういうことをやってるんだけど」と言えば、「私も昔その仕事してたー!!」と返す。

男性も女性も同調や共感は距離を縮めることになるし、会話が広がって盛り上がれば楽しかった印象になる。しかしこれらは会話を広げているように見えるが、実はことごとく男性の会話を上からつぶしにかかっている。まさに“会話マウンティング女子”だ!

女性に比べて話をするのが得意ではない男性も多く、しかも相手のことをまだ何も知らない初対面の場合、女性が好みそうな話を一生懸命選んでいるだろう。それなのに、女性側がそういう発言をしてしまっては、いい気持ちがしないし、ましてや好印象を抱くわけがない。

男性の好印象を得たいなら、聞き上手になるべし!

「男性は優位に立ちたいと思っている生き物。それに家庭は癒しや安らぎの場と考える男性が多いので、何かと張り合ってくる女性は“NOサンキュー”なのです」とカリスマ仲人を含む婚活プロたちは口をそろえて言う。男性との初対面で好印象を得たいなら、聞き上手で癒し系の雰囲気を醸し出すことが大事なようだ。

ちなみに、私のまわりで婚活をしている人の中でも、編集・ライター業の人たちはほかの業種の女性に比べ、同じ男性と2度、3度と会う確率が高い。おそらく見た目の問題ではない。相手から話を聞き出すことを生業としているからだろう。聞き上手でありつつ、聞き出し上手でもある。さりげなく聞き出すという行為は、「自分に興味があるのかも!?」と相手に思わせるし、そこで語ったことを優しく受け止めて聞いてあげれば、「自分を好きなのかも!?」と思わせることができる。質問と回答から話は広がるし、好意があると思わせれば初対面であってもスムーズに話ができる。そういう状況に持っていけば、少なくとも沈黙という気まずさとは無縁の時間を過ごせるし、ほかの人と話せないことまで話してしまうほど楽しい時間であった、という印象を与えれば好印象を与えたも同然だ。

先日私がお会いした男性は、正直、ほとんど話をしないし、趣味が全くない人だった。そんな彼からもう一度会いたいと言われたとき、「どうしてですか?」と聞いたら、「君は、僕に関心を持って話をいろいろ聞いてくれるし、ボキャブラリーが少なくてうまく表現できないことも、『つまりこういうこと?』と代弁してくれるので、気持ちが伝わっている気がする」と言った。まぁ、正直な話をすれば、あまりにも会話がないので、途中から仕事モードで“会話下手婚活男子の生態”取材になっていたのだが、それは内緒だ。せっかく時間割いたのだからネタの1つでもつかんで帰らなきゃ……って、もう職業病(笑)!でも、それが相手に嫌な思いをさせていないんだから、いいでしょ!!

聞き上手は会話上手、とはよく言ったもの。

ほかに、“会話マウンティング女子”と同じくらい第一印象が残念な女性とは……?〜その2〜に続きます。