私、清葉アキ子は現在43歳、絶賛婚活中。見た目はキレイなお姉さん系、都内出身、四年制大学を卒業後、編集兼ライターの仕事をしています。38歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことを堅実女子の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。婚活は、まさしくサバイバルなのです……。

No.1 アラフォーだって結婚したい!なぜ私が婚活を始めるに至ったか はコチラ
No.2 婚活のプロたちから現実を知らされる……私、結婚できないかもしれない!? はコチラ
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No.4 アラフォー婚活女、恋愛低体温なので簡単に好きになれない問題 はコチラ
No.5 アラフォー婚活女の「はじめてのガチお見合い」 はコチラ
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婚活のプロが語る「結婚できない女」の共通点

30歳を過ぎたころ、元上司がアラサーをターゲットにした女性誌を立ち上げるというのでその編集部で働き始めた。読者は20代後半から自分と同い年のキラキラ女子。そのころはモテブームが絶頂を迎え、その流れで婚活がブームとなりつつあるときだった。

婚活という言葉が世の中に広まり始めたころは“負け犬”女子の遠吠え感があったが、ブームとなるころには、“モテ”の延長のような感覚や“女子力アップ”の要素も含んだものとなっていた。結婚できない女性の悪あがき、ではなく、より理想に近い男性と結婚するための手段、という感じ。だから、非モテ女子というより、女性から見て素敵と思う女性や可愛いと思う女性など、モテそうな女性ほど婚活に興味を持っていたように思う。

そんな時代、かつ読者がアラサーということで、十数年間で数えきれないほどの恋愛や結婚、婚活に関する記事を作ってきた。理想の相手と結婚することを望むキラキラ女子はもちろん、同世代の男性、電撃結婚&お見合い結婚した方、などリアルな話を死ぬほど聞いた。それと同時に、結婚相談所の所長、日本一の仲人、マッチングサイトのアドバイザー、婚活関連書籍の著者、動物行動学の学者、恋愛アドバイザーなどなど、いわゆる婚活のプロたちの意見を伺う機会も多々あったし、関連書籍を何十冊も読んだ。目線や立場が違うものの、婚活のプロが言う「結婚できない女」には共通点があった。

「結婚できない女」の筆頭に上がったのが「自分の価値をわからない人」。プロたちが“最悪”というのが、若いころにモテていて、歴代彼氏もいい条件の男性たちばかりという女性。こういう女性は30〜40代になっても可愛らしかったり美人だったりする。でも、それは“年齢の割には”という話。男性たちは年増の美人よりも、若い普通の女性を選ぶという。かつてモテた見た目に自信がある人ほど、自分の年齢というものを受け入れず、自分自身の価値を高く見積もり、高評価しているそう。だからこそ、学歴、収入、見た目など、男性に求める条件もかなり高く、それを絶対に崩さないという。「それなりに見た目がいいし、すごい人と付き合っていた“この私”が婚活しているのだから、最高の男性と出会えて当然でしょ!?」という態度がいつまでも続いて“自分自身の価値”に気づかない女性は、一生結婚が無理でしょうとほとんどのプロがさじをなげていた。

年齢を重ねて年収が増えた男性は若い女性を選ぶ

「年収が1000万以上ならどんな人でも構いません。条件はそれだけ!」という人も少なくないという。男性のスペックとして年収を挙げる人は多いが、問題となるのは自分自身との釣り合い。女性側も仕事を頑張っていてそれなりの収入があれば、バランスが取れて結婚につながる可能性はなくもないが、派遣社員で年収300万円以下ということであれば論外。

「男性は年齢を重ねて年収が増えるほど、自分自身の価値が高くなったと思うもの。だからより若い女性、より条件のいい女性を選ぼうとするんです」と有名結婚相談所の女社長。つまり、仕事に対するキャリアも持たない年増の女性を選ぶ必要性は1つもないということ。「松田聖子さんがいくつになっても、歯科医師だとか大学教授だとかいう好条件の男性と結婚できるのは、彼女自身にそういう価値があるから。自分自身の価値をわきまえないで高い条件を出しているなんて、お門違いです」と女社長。

「自分自身が努力もせず、旦那の収入で悠々自適な生活を結婚という大どんでん返しで手に入れようなんて甘い!」。これ、多くのプロの意見。

家柄の違いは乗り換えられない!?

御曹司狙い、も要注意!!「生まれ育った環境の違いは価値観の違いにもなるから、“格”があまりにも違う家柄との結婚は成功しないと考えていい」とカリスマ仲人はいう。自分の価値というより家柄の価値ともいえるが、もしいい家柄に嫁いだとしても、価値観の違いは一生埋まらない。本人たちはなんとか歩み寄れても、お姑さんのお眼鏡に叶うことはなく、間違いなく苦労する。一生引け目を感じ、嫌味を言われ続ける……その生活が本当に欲しいものなのか?癒しの場である家が辛いものになってしまっては、結婚生活は破たんへと向かってしまうだろう。「お坊ちゃまにはお嬢ちゃまが最適。医者と医者というカップルも同様。家柄もそうですが、収入のレベルも近いほうが価値観の相違が少ないでしょう」というのも、数々のカップルを見てきた仲人たちの意見だ。

もう1パターンの「自分の価値を理解していない人」代表は“仲良し母娘”。なぜ…… ?〜その2〜に続きます。

年収1000万以上とか、お金持ちがいいなんて言えた状況ではないのです……。