どれくらい得になるのか挑戦してみた

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ホームメイド感のある焼き菓子が人気の「ステラおばさんのクッキー」。実はこの「ステラおばさん」の一部店舗では、クッキーの「詰め放題」が特定の日だけ行われていること、知っていましたか? ウワサによると「かなりコスパがいい」とのこと。

そこで今回、お菓子好きの記者が実際に挑戦。どれくらい得になるのか検証してきました。

想像以上に小さい袋、記者が取った作戦は...

 

詰め放題は「ピック&ミックス」(好きなクッキーを好きな量、選んで購入するスタイル)のお店で、9のつく日(9日、19日、29日)限定で行われています。金土日と3日連続で行われることもあるようです。公式サイトに毎月のイベントカレンダーが掲載されているので、チェックしてからお店に向かいましょう。

今回、記者が向かったのは都内の某店舗。値段は公式サイトには特に書かれていないのですが、ここでは880円で詰め放題に挑戦できました。店舗に向かうと色とりどりのクッキーがたくさん並び、甘い香りが漂っています。店内のポップによると、通常の量り売りなら100グラム当たり486円(クッキー6〜7枚)とのこと。

さっそく詰め放題に挑戦すべく、詰め放題用の袋を手に取ります。ここでその小ささにびっくり! なんと記者の手とほぼ同じサイズのビニール袋です。さらに伸縮性のないタイプの袋なので、引っ張って袋を伸ばす作戦は使えません。注意事項には、禁止行為も書かれています。

1)1度ビニールに入れたクッキーを棚に戻して詰め直す
2)手などトング以外を使用する
3)トングで支える

以上の3点は禁止。また、クッキーが落下してしまうと「即終了」とのこと。これは思っていたより、手ごわいかも......。

でも、とにかく詰めるしかありません! 周りで上手に詰めている人を真似して、やってみることに。

まずは袋を広げ、クッキーが縦に垂直になるようにぎっしりと詰めていきます。1段目にはきれいに7枚入りました。ギュッと詰めるとクッキーが割れそうなので、下段や外側には少し厚めのクッキーを詰めました。続いて2段目も同様に垂直に並べて7枚、計14枚がきっちりと収まりました。ここまではかなり順調に進んで、なんだか楽しい気分に。

しかし、難関は3段目から。というもの、3段目になると、袋で支えられるのはクッキー全体の1/4ほど。大部分がビニールの外側に出るので、2段目までのように綺麗に詰めるだけではうまくいきません。バランスを取りながらおそるおそる詰めます。垂直にならなくなってきましたが、まっすぐに押し戻すとクッキーが落下しそうなので諦め、3段目は5枚並べたところでストップしました。

クッキータワーの天国と地獄... 得した金額は○○○円

4段目では、他のクッキーよりも薄い「チョコチップクッキー」を3段目の隙間に入れ込む作戦をとりました。3段目のクッキーが不安定なので、入れ込む際もあまり力を加えることはできません。バランスを崩さないよう細心の注意を払いながら、作品を作り上げるかのような集中力でクッキー1枚1枚に向き合います。

トングは微妙な力加減の調整が難しいうえ、片手は袋を支えているので、うまくバランスを保つのがかなり難しくなってきました。それでも何とか積み上げたチョコチップクッキーの間にも挟み込んでいき、最終的には9枚を積み上げることに成功しました。

ところが、ふと力を抜いた次の瞬間......積み上げたチョコチップクッキーが一気に棚に落下。これには記者も思わず「ああああああああ!!!!」と絶叫してしまいました。クッキーが落下すると詰め放題は終了というルールです。一瞬の気の緩みを後悔しつつ、レジに向かいます。

レジでは詰めたクッキーを量って紙の袋に移し替えてくれます。今回記者がゲットできたのは、302グラム。通常の量り売りなら1467円ですが、これが880円なので、587円お得という結果に終わりました。これは嬉しいですね。「チョコチップタワー」を崩さなければ、さらにお得だったのですが、仕方ありません。

その後、クッキーを持って帰って枚数を数えてみると、19枚(そのうち2枚は持ち帰りの際に割れてしまっていました)入っていました。なので、1段目7枚、2段目7枚、3段目5枚をゲットしたということになります。チョコチップクッキー作戦は完全に失敗です。食い意地を張りすぎたことを大いに反省しました......。

ただ3段目まで、きれいに並べるだけでも500円以上は得できるということが分かりました。決して簡単ではありませんが、積み上げ方を工夫すれば、1000円以上のお得も目指せなくはないので、コスパの良さはウワサ通り。やってみて損はなさそうです。

イベント実施日や対象店舗など、詳細は公式サイトへ。