地獄の苦しみ!? “つわり”がもっともつらい時間帯とは?

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妊娠中悩まされる症状のひとつ、つわり。個人差はありますが、つわりになると本当につらいですよね。今回は、妊娠経験のある女性を対象に実施したアンケートをもとに、つわりについての実態をご紹介します。

Q.つわりがもっともつらかった時間帯について教えてください

・朝……39.75%
・夜……32.15%
・昼……28.00%

4割弱の女性が朝がもっともつわりがつらかったと回答しました。夜と昼はそれぞれ3割となっています。

■つわりってどんな症状?

アンケートでは、つわりのつらい症状として、次のようなものが挙げられました。

・「気持ち悪くて何も食べたくない」
・「空腹になると気持ち悪い」
・「吐き気がひどい」
・「だるい」
・「においに敏感になる」
・「常に眠い」
・「眠れない」
・「めまい」

気持ち悪くて食欲がなくなる人と逆に空腹になると気持ち悪くなる人がいるようです。吐き気は例えると、ずっと二日酔いまたは車酔いの状態が続いている感じだとか。「地獄の苦しみ」であると答えた女性も。眠気が襲ってくるのもつわりの症状のひとつですが、吐き気のため眠れないという声もありました。

■朝でつらいのは、寝起き・通勤・朝食

・「寝起きは吐きそうになるので、枕元にすぐに食べられるクラッカーなどの食べ物を常備していた」(29歳/その他/秘書・アシスタント職)

・「朝の出勤時の電車は一駅ごとにおりて休んでいた」(33歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「朝食とお弁当を作るのが苦痛だった」(39歳/生保・損保/その他)

・「起き抜けの寝室の匂いがつらい」(26歳/小売店/販売職・サービス系)

食べていないと気持ち悪くなるタイプの人は、特に空腹となっている寝起きがつらいのこと。また、妊娠中も仕事を続けるママからは、満員電車に悩まされたという声も少なくありません。つわりはにおいに敏感になる症状もあり、朝はつらかった様子。

■昼でつらいのは、仕事や昼食

・「座っているのがつらく横になりたかった」(34歳/金属・鉄鋼・化学/その他)

・「ずっと吐いていて、会社でもほぼトイレにいた」(31歳/電機/技術職)

・「会社の人の汗の臭いで常時吐き気が止まらなかった」(38歳/不動産/技術職)

・「お昼を食べてからの仕事が本当にきつかった」(25歳/金融・証券/事務系専門職)

・「おなかがすいてくると気持ち悪くなるので、あめをなめていた」(32歳/小売店/その他)

・「同僚のお弁当のにおいがつらかった」(29歳/食品・飲料/事務系専門職)

日中は勤務していることが多く、限られた対処しかできないもの。「おなかがすくと気持ち悪くなる」「同僚のお弁当のにおいがつらい」など、食事に関することにもつわりがつらくなる原因があるようです。

■疲れがたまった夜も、つらい要素ばかり

・「仕事中は気が張ってるので、終わった瞬間から気持ちが悪く吐き気があった」(34歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

・「夕飯の支度をしているときがつらい」(38歳/その他/その他)

・「お風呂に入ったあとに、夕食をすべて吐いた」(39歳/医療・福祉/事務系専門職)

・「夕方くらいになると気持ち悪さがひどくなった」(29歳/その他/技術職)

・「飲むことも食べることもできずふらふらになった」(36歳/小売店/販売職・サービス系)

夜がもっともつらいと回答している人には、仕事後で疲れがたまっているという理由が多く見られました。栄養補給が必要であるにも関わらず、つわりのために食べられないので体力も持たない……という悪循環も。

そのほか、

「寝ていても気持ち悪い」(30歳/医療・福祉/事務系専門職)
「ひたすら気持ち悪く、ずっと寝ていないとつらい」(32歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)

といったように吐き気で睡眠が妨げられたり、眠くて家事などの仕事が手につかないといった声も挙げられました。

■まとめ

つわりは、症状が軽い人から重い人まで個人差があり、つらいと感じる時も人それぞれ。赤ちゃんが成長するための大事な準備でもあるので、自分自身に合った対策を取りながら乗り切りたいものです。脱水症状にならないよう、水分補給は欠かさないようにしてくださいね。

(池亀日名子/フォルサ)

マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年5月30日〜5月31日
調査人数:408人(22歳〜39歳の女性)
※画像はイメージです