主演キャストを直撃!この夏、大人気ミュージカル『マイ・フェア・レディ』再演

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毎日にちょっと変化がほしいな…そんな時は、パッと華やかな夢の世界に身を置いて。そこでおすすめしたいのが、2016年7月10日(日)から8月7日(日)まで池袋の「東京芸術劇場 プレイハウス」で上演される人気ミュージカル『マイ・フェア・レディ』。ロンドンの下町の貧しい花売り娘が言語学者の教授から言葉使いや礼儀作法のレッスンを受けて見事に淑女に変身するというシンデレラストーリーはあまりにも有名。オードリー・ヘップバーン主演の映画で知っているという女子も多いはず。

日本では、1963年に初の日本版ブロードウェイ・ミュージカルとして初演されて以来、さまざまなキャストで上演され続けてきた同作品。2013年には日本初演50周年として演出も新たに、主演のイライザ役にWキャストで霧矢大夢さんと真飛聖さん、ヒギンズ教授役に寺脇康文さんらが新キャストとなって生まれ変わり、好評を博した。そんな公演がこの夏、再演されるというから見逃せない。さっそく、そんな主役の3人を直撃、見どころについて聞いてきた。◆違う自分になれるヒントが見つかるかも


「歌や衣裳、ダンス、シンデレラストーリーと、どれも見どころなんですが、イライザのセリフに『どう扱うかではなく、どう扱われるかです』という言葉があるんですね。ここが重要だと思うんです。30代になると、ある程度社会で戦ってきて自分はこの先どうしたらいいのかと、一度立ち止まって考える年代なのかなと思うんです。自分が変わろうかなとか、相手に対してこういうふうに接していこうかなとか、これまでとは違う考え方が発見できる作品なのかもしれないですね」と霧矢さん。

◆新しい一歩を踏み出すきっかけに


「変身願望って誰しも持っているけれども、そこに踏み込むのって勇気が必要で、『まあ、いいか』とか『やり方がわからないから…』と、自分で言い訳をつけて踏み出せなかったりすることもあるのかなと思うんですね。でも、主人公が変わろうとしていくところや、知らず知らずのうちに変わっていくところを見ると、『私も挑戦してみようかな』と思ってもらえるかもしれないです。特にOZ世代の女性にとって、何か新しい一歩を踏み出すというきっかけになると嬉しいですね」と真飛さん。

◆自分の中に秘められた魅力があることに気づいて


「主役のイライザは、もともと自分の中に持っていたけれど、今まで表に出てこなかった資質を引き出されるんですよね。ヒギンズも、もともと人の気持ちを知ることの大切さがわからなかったけれど、それがわかった時に新たな自身のいい一面が出てくるんですね。だから作品を通して、自分を卑下したり他人をうらやましがったりする必要はなくて、“まだ表に出てきていない自分のいいところがあるかもしれない”と、みなさんに感じてもらいたいです」と寺脇さん。

そして、霧矢さんと真飛さんからは「男って…、女って…と共感してもらえるところもたくさんあると思います」、寺脇さんからは「男ってバカだな、かわいいなと思って見てくださいね(笑)」というメッセージも。この夏はぜひ友達を誘って劇場へ。『マイ・フェア・レディ』の世界に、共感したり、新しい自分をみつけたり、思う存分楽しんで。