春の演出!すみだ水族館に新プロジェクションマッピング「ペンギンピクニック」が登場

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そろそろ桜の花もほころびはじめるけれど、水族館でペンギンたちがひと足先に満開の桜を楽しんでいるみたい。

2016年3月19日(土)から7月10日(日)まで、「すみだ水族館」では、新プロジェクションマッピング「ペンギンピクニック」を開催する。こちらは、国内最大級の屋内開放型ペンギンプールに、新しい生命が生まれる春を表現したプロジェクションマッピングの映像を投影するもの。

「この演出は昨年3月から始まった取り組みの第3弾で、これまで投影した映像の中で、特にペンギンたちが興味を示して追いかけた光の特徴を観察して、反応のよかったものを取り入れています」と、広報担当の近藤さん。

例えば、2015年7〜9月に上映した「ペンギン花火」では、ペンギンたちの多くは大きく広がる花火の光よりも、花火が打ちあがる前のゆっくり動く小さな円形の光に積極的な反応を示したそう。そのため、今回は水の波紋や桜の花びらなどをイメージした、小さな円形の光を多く使用したという。
また、ペンギンプールの近くにある「ペンギンカフェ」では、7月10日(日)までの期間限定メニューとして「ペンギンピクニック BOX(ボックス)」(750円、ドリンク付き850円)を提供する。

焼きおにぎりのペンギンや魚の形のカマボコなど、かわいいアイテムがギュッと詰まったお弁当を、ペンギンプールの周囲にあるイスに座って、ペンギンを眺めながらいただけば、よりピクニック気分が楽しめるはず。


すみだ水族館では、ペンギンプール上部のLED照明で1日の変化を演出するなど工夫をしているけれど、変化の少ない一定の生活になってしまうのは避けたいところ。ペンギンたちが立ったままじっとしている時間が長くなってしまうのは、健康にもよくないのだとか。

「このプログラムが行われるようになってから、ペンギンの動きが活発になり、運動量も増えました。ペンギンもワクワクしながら体を動かすことができて、見ている人も楽しめるプロジェクションマッピングをめざしています」(同)

活発に泳ぐペンギンたちと春の景色を楽しみながら、ピクニック気分を共有して。