前回:「資産家の家に生まれたお前が、ずっと妬ましかった…」幼稚舎からの親友だった男2人の縁が切れた瞬間◆そういえば。28年の人生の中で、恋愛を申し込まれて断るのは初めてだと気がついた。その瞬間、私ごときが…という後ろめたさと恥ずかしさが一気にこみ上げて、私はしどろもどろになった。「つまりその、大輝くんとは恋愛じゃなくて、友情をさらにというか…その、友情を極める方向に進みたいと思う…んだけど……どう、