関東平野の端にすっくとそびえる筑波山は、古くから「西の富士、東の筑波」と並び称せられた霊峰。『万葉集』に「二神の貴き御山と神代より人の言い継ぎ」と記された通り、山そのものが御神体だ。並び立つ2つの峰をもち、男体山頂に筑波男大神伊弉諾尊、女体山頂に筑波女大神伊弉冉尊が御祭神として祀られている。この山頂、ことに女体山頂からの眺めは、まさに絶景のひと言。足元に広々とした関東平野を眺め、視線の先には新宿や