鈍感は命取り?若くてリアクションが遅い人は早死のリスクが高い―英研究

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20代から50代を対象にした調査の結果、物事への反応が遅い人は、15年以内に亡くなるリスクが25%高いことが明らかになりました。これは、20代、30代の若い人も例外ではないようです。

ロンドン大学などイギリスの3大学からなる研究チームは、5000人のアメリカ人を対象に調査を行いました。被験者には50回にわたる反射神経のテストを受けてもらい、その後の経過を観察しました。

この結果、反応速度が平均よりも遅い人は、平均的な人に比べて15年以内に死亡するリスクが25%高くなることが明らかになりました。がんのリスクはそれほど高くないものの、心臓発作と脳卒中を起こす確率が高くなったそうです。

脳の反応速度と死亡リスクの因果関係については、さらなる調査が必要です。研究チームは、反応が遅いということは、身体に既に何かしらの疾患があることを意味するのではないか、と考えています。また単純に、反応が遅いために事故に遭いやすいのではないかという見方もあります。

反応が鈍くて、いつもみんなから遅れがち・・・そんな人は、一層健康に気を使った方がいいのかもしれません。

参考:Why slow reactions could mean an early grave: Lacking alertness is ‘as dangerous as smoking’, claim experts
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2548168/Why-slow-reactions-mean-early-grave-Lacking-alertness-dangerous-smoking-claim-experts.html