スポーツ観戦の熱中し過ぎは健康に悪い影響を与える―米スポーツ心理学者
アメリカの感謝祭時期になると、奥様たちは料理の準備で忙しくなり、男性陣は、フットボール観戦が気になります。日本にも野球やサッカーの熱狂的なファンは多くいますが、このスポーツ観戦に熱中し過ぎると、健康上に思わぬ落し穴があることがわかりました。
アメリカのスポーツ心理学者によると、フットボールなどの試合を熱狂的に観て興奮してしまうと、血圧、コルチゾール（ストレスに敏感に反応するホルモン）、男性ホルモンに影響が出て、この上昇作用が、心臓疾患に影響を与える結果となるそうです。
もちろん、スポーツファンとしてスポーツを楽しむことは健康には良いのですが、観戦する際の精神面に受けるインパクトを考慮しなければなりません。
たとえば、好きなチームにあまり思い入れをしないこと・観戦するとき、いっしにいて楽しめる仲間を選ぶこと・ゲーム後は自分のタイムアウトをとることなど、このような点に注意をすれば、血圧やストレスホルモンの上昇を防ぐようです。
同じチームファンと一丸になって応援するという団結心を強めるのは良いことです。また、男性同士の会話で社交的になるためには、ゲームを観戦はかかせませんね。
ただ、熱狂的になり、好きなチームが負けたらストレスだらけになってしまうより、勝ち負けを気にせずにゲームの経過を楽しむことが大切と言えましょう。
参考：Can watching sports put your health at risk?
http://www.cbsnews.com/videos/can-watching-sports-put-your-health-at-risk
