人間、朝は誠実で午後嘘をつく―ハーバード大学研究

爽やかな朝です。

「今日は絶対に彼にうそをついたり、裏切ったりしない」と新しい気持ちで決意したのに、夜になるとついつい魔がさして、彼に言えないようなことをしてしまう。

そんな小悪魔女子はいませんか？

朝の決心が夜揺らいでしまうのは、あなただけじゃないんです。実はハーバード大学の研究によると、人は朝誠実で時間が経過するにつれて不誠実になっていくそうですよ。

倫理学の研究者たちはあらゆるタイプの不誠実な行動を分析しました。

うそをつくことや盗みをすること、浮気をすることなどです。分析の結果わかったことは、朝このような不誠実な行動を取る人は極端に少ないということです。

なぜかというと、朝はエネルギーがあり、脳もさえているので倫理的な決断ができるのですが、時間がたつにつれて、体と脳が疲れていくので、決断をするのが困難になるからなのです。

研究は大学生を中心に行われました。

コンピューターにさまざまなパターンの小さな点を映し出し、コンピューターのディスプレイの右側と左側のどちらの点がより多いか、学生に判断してもらいます。

その際に、正しい答えをした学生にお金を進呈するのではなく、ある特定の側を選択した学生にはより多くのお金が進呈されるというルールを発表しました。

例えば「左側を選んだ人には1000円」「右側を選んだ人には1万円」こんな風に。

学生が選ばなければならないのは、点が多い側だったのですが、ほとんどの学生はより多くのお金がもらえる右側を選んだそうです。明らかに点が多かったのは左側なのですが、お金が欲しいために右側を選んでしまったのです。

実験は朝と夜の2回行われましたが、朝の実験ではこのような不誠実な行動をする学生は少なかったそうです。反対に、夜の実験ではウソをついて右側を選んでしまった学生が圧倒的に多かったそうです。

人間のナチュラルな行動として、朝は誠実、夜は不誠実だということが証明されたわけです。いくら研究で証明されたからと言って、「だって浮気した時は、夜だったんだもん」なんて言い訳は通用しないので、気をつけてくださいね。

参考：People likely to be moral in morning, dishonest in afternoon
http://www.indianexpress.com/news/people-likely-to-be-moral-in-morning-dishonest-in-afternoon/1189055/