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フランスの極上生活アート(Art de Vivre)を紹介するINTERIEURS 2011が、9月12日から22日まで、パリ市内のArtcurialの館で開催される。インテリア誌ADが協賛して、フランスを代表する12名の装飾&インテリアデザイナーを招聘する。現代様式のインテリアに、芸術品をどのように取り入れれば、生活をより豊かにしていかれるのか、各々がセンスと力量を発揮したインテリアが一挙に公開されるので、インテリアのアイディアを求めている方々には吉報である。フランス流シックと奥深い芸術への造詣や知識を参照して、職人業の納まりや仕上がりを見せる内容にも期待がかかる。

写真:La cellule d’habitation utopiste/Joseph DIRAND

Joseph Dirand(ジョセフ・ディラン)は、20世紀の芸術ムーブメントに影響を受け、非現実主義、ミニマリスト、ランドアートなどのエッセンスから抽出し、一つの空間に寝室、リビング、ダイニング、浴室を共存させる。鏡のように磨いた真鍮の彫刻に多機能を与えた。ソファーベッド、ローテーブル、キッチンカウンター、オフィスデスクなど用途にあわせられる。今にも雨が降り出しそうな憂鬱な雲が、壁面を覆う。Tristan Auer(トリスタン・オエ)は、キッチン空間をバロック様式の機能美に演出する。Francois-Joseph Graf(フランソワ・ジョセフ・グラフ)から女性陣では、 Olivia Putman (オリヴィア・ピュットマン)やIndia Mahdavi(インディア・マダヴィ)の演出にも期待がかかる。会期中、他の店舗やホテルでもイベントが予定されているので、まずはArtcurialまで足を運んでみよう。

■Artcurial
会期:2011年9月12日〜22日
会場:7,Rond-Point des Champs-Elysees 75008 Paris

(取材・文 Kaoru URATA)

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