ありのままの自分に還る旅 極上のアイランド・リゾート「クラブメッド石垣島」後編

クラブメッド石垣島のある石垣島は、沖縄南西の八重山地方に浮かぶ島々の中心地。川平湾をはじめとする美しい自然だけでなく、小洒落たカフェや飲食店にお土産屋さんなどが並び、日本最南端の都会という一面も併せ持っている。西表島や竹富島など小島へ渡る船は、すべてこの島の離島ターミナルから発着している。オプショナルツアーに参加すれば、八重山諸島の島々の自然や特有の文化にも触れることができるだろう。今回は、沖縄の原風景ともいえる集落がいまも残る竹富島へ足を伸ばしてみた。

沖縄の原風景と癒しの自然が残る島、竹富島へ

竹富島は、人口は約342人、戸数約172戸の小じんまりとした小さな離島だ。石垣島からは、高速船で約10分程（約6km）の距離にある。全島が隆起珊瑚礁でできており、展望台を除けば、集落の家の屋根が島で一番高いところになるという平坦な地形。島の街並みは重要伝統的建造物群保存地区として保護され、平屋の屋根はすべて赤瓦で統一され、今なお昔ながらの島の姿を留めている。集落には珊瑚を砕いた白砂の道がめぐり、そのまま南は牧場へ、西へはコンドイビーチ（海水浴場）や星砂の浜まで続いている。

オプショナルツアーでは、水牛が引く牛車に揺られながら町を一周したり、まるで絵葉書のような美しいビーチを訪れたりすることができる。三線で奏でられる沖縄民謡を遠くに聞きながら、道々に咲き乱れているブーゲンビリアの花が、白い砂浜の道によく映える。そして碧く澄んだ夢のような光景が広がるコイドンビーチや星砂の浜を目前にすれば、何も考えずに、ただ過ぎていく“今この時間”に身を委ねるような気持ちになれるはずだ。

世界的に有名な景勝地 川平湾で、珊瑚礁の海に心酔する




竹富島ツアーと併せてぜひ参加したいのが、クラブメッド石垣島から車で10分程でたどり着ける川平湾の周遊ツアー。ここは、石垣島に来たならば外せない世界に誇る景勝地。川平湾周辺は、水流が早く遊泳禁止。そのため、美しい珊瑚の海を覗きたい人のために、ここからグラスボートに乗せてくれる。息を呑むほど美しい珊瑚礁を観賞したら、近隣の茶店やお土産店に立ち寄ったり、「黒真珠養殖センター」や泡盛を仕込む高嶺酒造所などを見学してみたりすることもできる。思いおもいの時間を楽しみたい。

沖縄の海の恵みで心と身体を蘇らせる

亜熱帯気候の沖縄では、これからの季節、夏の強烈な日射しにさらされる。火照った身体を癒すのに、ホテル内にあるクラブメッド・スパ「ULU（ウル）」を利用してみてはいかがだろうか。沖縄の大地で育まれた泥岩（クチャ）や海水で作られたミネラル成分たっぷりの塩など、琉球の豊かな自然がもたらす恵みを取り入れたトリートメントは、男女ともに利用できるので、カップルにもおすすめ。部屋の窓からは海が見渡せ、身も心も解放されるような気分を味わえるだろう。


（写真）トリートメントルームからは、海が望める。（右）沖縄の天然素材から作られたオイルを用いたセラピストによるハンドマッサージで、至福のリラクゼーションを体感して。

人気No.1の「アロマセラピーボディ（70分、14,200円）」は、足裏から頭のマッサージまで含めたコース。沖縄の海水で作られたミネラルソフトとアロマオイルをブレンドし、足先から背中・肩・頭までをしっかりほぐし、全身のむくみや疲れもすっきり。さらにお好みのコースに、泥岩（クチャ）パックを追加するのがおすすめ。泥岩（クチャ）は、ミネラルがたっぷり含まれているだけでなく、微弱電流が流れているため、肌の皮脂成分やタンパクといった汚れをしっかり吸着して取り除いてくれる。少し温めた泥岩（クチャ）をボディや顔に塗ってラップで覆うと、まるで温泉に浸かっているかのような心地よさ。ゆっくりと血行が促進され、次第にじんわりと汗ばんでくるのが分かる。施術後には、むくみや疲労感も取れて、潤いに満ちた美肌を実感できる。（ULUでのメニューは有料。）

スパの他に、夕方に浜辺で行われるビーチヨガもおすすめだ。海風に吹かれながら、目を閉じ、深く呼吸を繰り返すなかで感じる自然との一体感は格別。心身のバランスが整い、身も心も軽くなる。いつものヨガとは違い、自然に促されながらゆっくりと、深い瞑想とリラクゼーションの世界を体感して。（天候や季節によりプログラム内容やスケジュールが変更になる場合があります）

いつしかここは、
“また帰ってきたい場所”

どこか懐かしい風景と、心と身体に浸透してくる島の空気、そして親しみのある島の人々の笑顔との出合い。はじめて訪れた場所のはずなのに、“また帰ってきたい”という思いが自然と胸に込み上げてくる。沖縄の離島には、そんな魅力がある。滞在期間の間に、いつしかここは、自然体でありのままの自分を再び発見できる故郷のような場所になっているのだ。

旅の非日常がもたらすものは、都会に暮らす毎日のなかで、忘れかけていた温かで、確かな何かをあなたに気づかせてくれる。島を経つ飛行機のなかで、「ぜひもう一度。いやこれから先何度でも。またこの場所に帰ってきたい」と、誰もがそう思うのである。



＞＞ありのままの自分に還る旅 極上のアイランド・リゾート「クラブメッド石垣島」前編

クラブメッド石垣島（カビラ）

沖縄県石垣市川平石崎１
クラブメッド バカンスダイヤル Tel：0088-21-7005
交通アクセス：石垣空港から15km、車で約40分
客室数：183室
収容人数：597名
駐車場：有り11台　無料（予約不要）
チェックイン：14:00　チェックアウト：10:00