三軒茶屋と聞くと、居酒屋やバーがひしめく「三角地帯」を思い浮かべる人も多いはず。そんな新旧のカルチャーが交差し、個性豊かな時間を楽しめる三軒茶屋ですが、昼間はゆったりと街歩きを楽しめる表情も魅力です。

そんな街に、思わず足を止めたくなるシュークリーム専門店「DRIVING CREAM」が2025年10月に誕生しました。ユニークな店名に込められた想いと、一度食べたらまた足を運びたくなる、専門店ならではのこだわりが詰まったシュークリームの魅力をご紹介します!

約5年間親しまれた味を、新たな形で届けるシュークリーム専門店へ

三軒茶屋駅から「DRIVING CREAM」までは徒歩約10分。にぎやかな駅前を抜けて少し歩くと、三軒茶屋らしいローカルな街並みが広がり、自然と散策気分も高まります。そんな道中でひときわ目を引くのが、赤と白を基調とした外観のお店。今回訪れた「DRIVING CREAM」です。

「DRIVING CREAM」という印象的な店名には、“ドライブで三軒茶屋を後にするとき、シュークリームを片手に楽しんでほしい。”という願いが込められています。三軒茶屋に首都高速道路が通る、この街ならではの背景もあるのだそう。

この店舗は移転を経て、2025年10月にシュークリーム専門店「DRIVING CREAM」としてオープン。移転前はシュークリーム専門店ではなかったものの、当時から約5年間にわたりシュークリームの販売を行っており、人気商品として親しまれていたそうです。その反響をきっかけに、今回専門店として生まれ変わったといいます。

入口の横には、可愛いキャラクターが目を引く、どこかアメリカンな雰囲気の大きなロゴが描かれています。アメリカの街を歩いていると、ふと現れるようなお店をイメージしているという。

“もこもこ”としたこのキャラクターの名前は「パフィージョー」。もちろん、お店の主役であるシュークリームをモチーフにしてデザインされています。お店の存在を分かりやすく、キャッチーに伝えるため、アメリカに詳しいデザイナーに依頼して制作したそうです。

スイーツの魅力を引き立てる、遊び心あふれる空間づくり

入口の扉へ向かう途中から視界に入ってくるのは、外から見えるショーケースに並ぶスイーツたち。メインのシュークリームはもちろん、系列であるチーズケーキ専門店「CHILK(チルク)」の看板商品も!

店内に足を踏み入れると、目の前に広がるのは種類豊富な焼き菓子の数々。シュークリーム専門店ならではの、シュー生地を活かしたラスクをはじめ、チーズケーキなどもラインナップしています。個包装で手に取りやすく、日常のおやつや手土産にもぴったりです。

焼き菓子の開発にも力を注いでいるそうで、お客様から寄せられる声をヒントに、パティシエが遊び心を大切にしながら新たな商品づくりに取り組んでいるのだとか。シュークリームはもちろん、焼き菓子にもぜひ注目してみてください!

スイーツだけでなく、先ほど紹介した可愛らしいロゴが描かれた雑貨まで。日常でも活躍してくれること間違いなし!

アメリカンな雰囲気を感じさせるロゴが目を引く「DRIVING CREAM」。“ニューレトロ”をコンセプトに、どこか懐かしさを感じるデザインとモダンな空気感で“三軒茶屋らしさ”を表現しています。穏やかで居心地の良い雰囲気は、つい長居したくなってしまいます。

店内の奥には、パティシエが仕込みや製造を行う姿を間近に見ることができるオープンなアトリエが。あえてお客様から見える位置に窓を設けており、「近くに小学校があることも踏まえ、子どもたちが思わずワクワクするような空間にしたかった」という思いが込められているのだそう。

そして理由はもうひとつ、「カフェで働く楽しさを体験してほしい」ということ。お菓子工場にはどうしても閉鎖的で暗い印象が伴いますが、窓を設けて外の世界とつながることで、来店されるお客様の反応や声を感じながら、一緒になってお店をつくっていきたいという想いが込められていました。

「ザクザク」と「しっとり」。個性際立つ2種類のシュー生地

「DRIVING CREAM」や系列店で販売しているスイーツは、すべてパティシエが作り出しています。単なる製造スタッフではなく、経験を積んだ洋菓子のプロが在籍している点も、大きなこだわりなのだそう。そんなパティシエたちが生み出す、長年愛されているシュークリームをご紹介します!

「DRIVING CREAM」では、食感の異なる2種類のシュー生地を用意し、好みに合わせて選べるスタイルを提案しています。シュークリームの印象を決めるともいえる“生地”には、どのようなこだわりが込められているのか。開発の背景や想いについて伺いました。

ザクザク食感が特徴の「ZAKU」

「ZAKU」は、その名の通りザクザク食感が特徴のシュー生地。注文ごとにパティシエがクリームを詰めてくれるので、できたてのおいしさを楽しめます。移転後に登場した「ZAKU」、実は先に売り切れるほどの人気だとか!

そんな生地のおいしさの秘密は「クッキーシュー」と「パイシュー」を掛け合わせていること。ひと口目のザクッとした表面と、底に広がるパイ生地のサクッとした軽やかさが重なった、クセになる食感です。

しっとりしつつもサクサク感も楽しめる「PUFF」

もう一つは「PUFF」。店舗移転前から人気の生地。しっとりとした生地が好きな方向けに用意されています。シュー生地ならではのサクサク食感がありつつも、もっちりとした食感が好きな方にはおすすめ!

シュー生地は日々パティシエによって改良が重ねられ、味わいはもちろん、形状も進化しているとか。常にアップデートされ続けるからこそ、「今」最もおいしい生地に出会える点が魅力です♡

一般的なパティスリーでは脇役になりがちなシュークリームを、あえて「主役にしたい」というオーナーの想いから、パティシエがこだわり抜いて生み出したのが、このシュー生地。ザクザク食感を表現するために生まれた、皮付きアーモンドを使用した「ZAKU」、しっとりといいつつサクサク食感もある「PUFF」、1度で2度美味しい食感も楽しんでほしいそうです!

シュークリームの要となるのが「カスタードクリーム」。アトリエでパティシエが一つひとつ丁寧に炊き上げた自家製で、なめらかな口当たりと卵の風味を大切にしています。軽やかな食感に仕上げているのもこだわりのひとつだそうです。

そして、系列であるチーズケーキ専門店の強みを活かして生まれたチーズクリームにも注目。北海道十勝産の濃厚な生クリームを使い、素材の魅力を存分に楽しめるシンプルな味わいに仕上げています。材料やレシピは常に見直しを重ね、よりおいしい味わいを追求し続けているそうです。

スイーツを通して届ける、街を楽しむきっかけ

「三軒茶屋を最高に暇つぶしのできる街にする」――そんなミッションを掲げる同社が手がけるシュークリームは、単なるスイーツではなく、この街で過ごす時間をより豊かにしてくれる存在です。

ローカルな温かさと、東京ならではの新しいカルチャーが交差する三軒茶屋で、シュークリームをきっかけに生まれる人とのつながり。これからも、この街ならではの魅力を感じられるスイーツとして、多くの人を楽しませてくれそうです。

About Shop
DRIVING CREAM
東京都世田谷区上馬2-31-11
営業時間:10:00~18:00
定休日:無休
公式Instagram:@drivingcream

もか

ウフ。編集スタッフ

製菓学校卒業後、美味しいお店と商品を広めたいと思い、洋菓子販売と飲食店専門の広告代理店を経てウフ。編集部へ。チョコレート、ピスタチオスイーツが好き。