友人のマタニティフォト、“見たくない人”がまさかの7割以上…。理由を聞いて見えてきたものとは
SNSでプライベートを発信することが日常的になった現代ですが、「撮るのは自由だが個人で楽しめばいいと思う。SNSに載せる必要はないし、載せたいのであれば友人だけのコミュニティで行えばいいのでは」(20代女性)と限定した友人にだけ見せればいい、と捉える人も多いようです。
◆不妊治療中の人が見たら複雑な心境になる可能性も
妊娠中の人からすれば「今しか撮れない特別な写真」ですが、写真を見たことで複雑な心境になってしまう人もいると指摘する声もあります。
影響力の強い芸能人はもちろん、たとえ友人同士だけが繋がっているSNSであっても、配慮した投稿が求められているのかもしれません。
◆「今しか撮れない」と特別感を大事にする人も
否定派の意見を多く紹介しましたが、一方でマタニティフォトを見ると「幸せな気分になれる」(20代女性)などと好意的に見る人もいます。
また、妊娠中の友人と会える機会が少なくなることから「友人の安否確認や幸せな様子を感じられる」(20代女性)であったり、マタニティフォトを通して「赤ちゃんがどれだけ育っているのか一目でわかるのがいい」(20代女性)という友人想いな人もいました。
そしてなんといっても、妊娠中の期間にしか撮れない写真だからこそ、その貴重さを特別に思う人も。
「マタニティの期間は限られているので、記念写真を残すのはいいと思う」(30代女性)、「その瞬間でしか見ることのできない神秘的な姿なので」(30代女性)と、記念写真として前向きに捉える人もいました。
「マタニティフォト」に対する考え方は人それぞれですが、否定派と肯定派の割合に大きく差が出る結果になりました。
一個人のSNS投稿は自由に行われるべきで、全員が納得する投稿をすることは不可能。ですが、さまざまな捉え方をする人がいることを胸に刻んだ発信を心がけるべきかもしれません。
【調査概要】
調査対象:20歳以上の女性300人
調査期間:2024年7月9〜10日
調査機関:(株)クロス・マーケティング「QiQUMO」によるアンケート調査
<文/るしやま>