ムーミンの物語の世界や、作者トーベ・ヤンソンの故郷フィンランドを体感できるテーマパーク、ムーミンバレーパークがリニューアルされました。新しいムーミンバレーパークのテーマは、「Well-being」。自然を通して心とからだが笑顔になれる、ということを大切にして、すべての人にやさしく、心地よい空間が作られています。

リニューアル・ポイント1:焼き立てのシナモンロールが味わえる「レットゥラ ラウンジ」

園内の入口にあり、これまでは「パンケーキレストラン」だった場所は、フィンランドの名物シナモンロールをはじめ、おいしいパンが食べられる「レットゥラ ラウンジ」に生まれ変わりました。

ここでパーク内を探検するコンテンツを購入したり、店内に置かれているムーミンの原作小説を読んだりすることもできますよ。

宮沢湖のほとりの「レットゥラ ラウンジ」は、テラスでのんびり過ごすのにもぴったり。

甘い香りがたまらないシナモンロール(300円 税込)と、相性抜群のホットコーヒー(400円 税込)。

物語に登場する「海のオーケストラ号」がフォトスポットに。この日はスノークのおじょうさんが挨拶してくれました。

リニューアル・ポイント2: ムーミンの物語に夢中になろう! 「ライブラリー カフェ」

展示施設の「コケムス」2階の「ショップ&カフェ」だった場所は、ムーミン関連の書籍が揃う「ライブラリー カフェ」に。入り口からすぐの本棚には、約400冊の書籍がずらりと並び、自由に手にとることができます。もちろん好きなテーブルで、ゆっくり読むことも。

また、ここではフィンランドの図書館からヒント得て、ボードゲームも各種取り揃えられています。パーク内を歩き疲れたら、ひと休みしながらボードゲームを楽しむのも粋な時間の過ごし方かもしれませんね。

明るく広々している「ライブラリー カフェ」。

ムーミンやフィンランドについての本が揃う様子は圧巻。

リニューアル・ポイント3:子どもも一緒に遊べる 「キッズスペース」

「ライブラリー カフェ」の隣の「ワークショップ」は、子どもたちが遊べる「キッズスペース」に。小さな子どもを連れている場合は、子どもが歩いて回るのに飽きてしまったとき、自由に楽にしていられるスペースがあるのは、嬉しいポイント。 室内には、ムーミンの絵本や仕掛け絵本、ソフトブロックや木のおもちゃなどが置かれています。

今後は絵本の読み聞かせやワークショップも開催予定とのこと。ムーミンの世界観を通して遊びながら学べるスペースになっています。

ムーミンのかわいいおもちゃが置かれている「キッズスペース」。

3箇所の窓ガラスには、用意されたペンを使って絵を描くこともできます。

リニューアル・ポイント4:ムーミンたちともっともっと会える!

これまで、エンマの劇場以外では、あまり出会うことのできなかったムーミンたち。リニューアル後は、パーク内でムーミンや仲間たちにもっと出会えるようになります。

いつどこで、誰と出会えるのかはお楽しみ。
気まぐれでかわいいムーミンたちに出会えたら、その日はきっとハッピーな一日に! ムーミンたちには手を振ったり、キャラクターを背に記念撮影したりすることができます。

ムーミンやしきでは、ベランダにムーミンたちが現れます。
※感染予防および拡散防止のため、ゲストの方がキャラクターに触れることはできません。

リニューアル・ポイント5:エンマの劇場もリニューアル! 歌とダンスが楽しめる参加型のショーに!

エンマの劇場で上演されるショーは、「ダンス・ダンス・ウィズ・ムーミン」という新しいプログラムにリニューアル。これまでの30分だったショーは、約半分の15分に。小さな子どもも、無理なく鑑賞できる時間になりました。

この新プログラム「ダンス・ダンス・ウィズ・ムーミン」は、ムーミンたちと一緒にダンスに参加することができます。音楽に合わせ、体を大きく伸ばして踊れば、気分も体もリフレッシュ! 楽しいダンスは、子どもたちはもちろん、日々運動不足の大人にもおすすめのプログラムです。

ムーミンたちと踊れば、気分も爽快!  

「ダンス・ダンス・ウィズ・ムーミン」の上演時間は、12時30分〜、14時30分〜の2回。お見逃しなく!

リニューアル・ポイント6:北欧を感じられるおいしいメニューで、おなかも満足

展示施設コケムス1階の「ムーミン谷の食堂」のメニューもリニューアルしました。ミートボールやサーモンなど北欧を感じるメニューで、フィンランドに思いを馳せてみて。

「ミートボールプレート」(1600円)は、フィンランドの伝統料理。ハッシュドポテトとリンゴンベリーのソースを添えて。

アトランティックサーモンを自家製のマリネを、ムーミンたちも大好きなパンケーキの上にのせた「サーモンパンケーキ」(1600円)。

新年からイースターまでの間、北欧諸国のカフェやレストランで出さえるスイーツ「セムラ」(400円)がムーミンバレーパークでも食べられるように!

リニューアル・ポイント7: 赤ちゃんと一緒でも安心! 授乳室とおむつ台も整備

赤ちゃん連れの友人と一緒に来たなんていうときも、安心して使えるスポットができました。パーク内の中央に位置するフォトスタジオだった施設は、授乳室&救護室に。おむつ台も備え付けられています。赤ちゃんだけでなく、パーク内で気分が悪くなった人も、ここで休むことができますよ。

やさしい雰囲気の授乳室&救護室入り口。

授乳室の壁紙はかわいいムーミン。

リニューアルオープン前日のプレス内覧会では、ムーミンたちによる点灯式が行われ、カウントダウンとともに、ムーミン屋敷周辺が美しいイルミネーションで照らされました。

ムーミン屋敷のそばには、背丈4メートルもの「白いうま」が登場。このうまは小説『ムーミン谷の冬』で、トゥーティッキが作ったもの。

また、ムーミン谷のエリアへと続く並木道には、雪の世界をイメージしたバルーンスカイが飾られています。

冬ならではの夜の幻想的なムーミン谷を楽しんでみませんか?

今回のリニューアルに合わせて、料金体系も一新。これまでは2種あったチケットが、1デーパス(大人3200円、子ども2000円)に統一されました。

より多くの人にやさしく、心地よく生まれ変わったムーミンバレーパーク。ムーミン谷の冬が満喫できる「Winter Festival」は、2022年2月27日(日)まで。

ムーミンバレーパークでは初となる駅伝や、ジャズ演奏者によるストリートパフォーマンスなど、新しい試みももりだくさんです。 ぜひチェックしてみてくださいね!

ムーミンバレーパーク
住所:埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ
営業時間:平日10:00〜17:00、土日祝10:00〜18:00
料金: 1デーパス3200円
公式サイト:https://metsa-hanno.com/
(c)Moomin Characters TM

取材・文/内山さつき