抗ウイルス対策には免疫力を上げることが一番です。そのために生活習慣を見直しつつ、サプリメントでインナーケアをして免疫力を上げるのがおすすめです。どんなサプリメントを摂取すればよいのか、まいこホリスティックスキンクリニック院長の山粼まいこ先生に、上手なサプリメントの活用術を教えてもらいました。

ウイルスなどの侵入から守ってくれる粘膜免疫を強くする!

様々な病原体からからだを守ってくれる抗体「IgA」は、ビタミンAを摂ることで増やすことができます。ビタミンAはレバー、うなぎ、β-カロテンが豊富な緑黄色野菜に多く含まれます。他にも、粘膜を強化するにはタンパク質の代謝を促す亜鉛、ビタミンDも欠かせない栄養素。抗菌作用の高いプロポリスは1年中味方につけておきたいサプリです。

<ビタミンA>

粘膜のダメージを修復。ドライアイや肌の乾燥対策にも!

<ビタミンD>

日本人は不足しがち。カルシウムの吸収率を高めるはたらきも

<プロポリス>

感染に弱いミツバチを守る生物の知恵から生まれた天然の抗菌エッセンス

<亜鉛>

体内に備わる様々な酵素のはたらきを助ける必須ミネラルの一種

【ビタミンA】6種類の天然カロテノイドがバランスよく摂れる!

ひと粒で、緑黄色野菜の1日の目標摂取量120gの約2.5倍相当のカロテノイドが摂取できる。目の健康に役立つルテイン、リコピンなどもイン。

カロテンMix 30粒〈約30日分〉 \1,096(ファンケル)

<POINT>

ビタミンAは2種類 β-カロテンとして摂取も

ビタミンAには豚・鶏レバー、うなぎなど動物性タンパク質に含まれるレチノールと、にんじんやモロヘイヤなど植物性食品に含まれるβ-カロテンがあります。β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。

【ビタミンA・ビタミンD】医師が開発した最適バランスサプリ

皮膚や粘膜の細胞補修にはたらきかけるビタミンAと骨、気分をサポートするビタミンDを理想のバランスで配合。

リブアクティブ ドクターズサプリ ビタミンA+D 60粒〈約60日分〉 \2,800(プロティア・ジャパン)【ビタミンD】粘膜だけでなく骨の強化にも役立つ注目の栄養素

ビタミンDに加え、健康なからだをキープするために欠かせないビタミンC、ビタミンA、ビタミンB6も配合。直径9mm、厚さ4mmと飲みやすい小さめのサイズ感も魅力。

ビタミンD 30粒〈約30日分〉 \380(山田養蜂場)

<POINT>

日光を浴びることで合成できるビタミンD
本来、ビタミンDは日光を浴びることで、体内で合成することができますが、最近は紫外線による肌へのダメージを気にして、日光を避ける傾向にあります。そのため欠乏がちに。適度に日光を浴びることも心がけましょう。

【プロポリス】ブラジル産グリーン系プロポリスのみを使用

抗酸化作用で知られるフラボノイドなどの含有量が高いといわれるグリーン系プロポリス採用。水に溶けやすいのも◎。

プロポリス300 100球〈約30日分〉 \7,610(山田養蜂場)【プロポリス】ハチミツの老舗発貴重なミツバチの恵み

大気汚染や雑菌、ウイルスなどから巣を守る壁がプロポリス。ミツバチの命を守る天然の抗菌パワーを凝縮したプロポリスは、風邪などの予防にも効果的。

プロポリスカプセル 120粒〈約30日分〉 \17,000(HACCI)【亜鉛】アクティブに過ごしたいと願う全ての女性に

亜鉛は皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素のひとつ。海藻類不足が気になる人にもオススメ。セレン、銅も配合。

ディアナチュラ 亜鉛 60粒〈60日分〉 \560(アサヒグループ食品)【亜鉛】大切なタンパク質の合成をサポート

牡蠣や豚レバーなどに多く含まれる栄養素ですが、なかなか毎日は摂りづらいから、サプリで補うのが得策。ひと粒に亜鉛15mgと、同じ必須ミネラルのセレンとクロムもプラス。

亜鉛 30粒〈30日分〉 \267(DHC)サプリはあくまでも補助役 日々の食事をバランスよく!

健康なからだを保つためには、第一に栄養バランスのいい食事を摂ることが大切です。そのうえで、自分に足りない栄養素はサプリメントで補うようにしましょう。とかく忙しい現代女性は生活が不規則&栄養素も不足しがち。うまくサプリと付き合っていきたいですね。

教えてくれたのは……

まいこ ホリスティック
スキン クリニック 院長
山粼まいこ先生

【Profile】
一般皮膚科医、美容皮膚科院長を経て、2017年に開院。部分的、一時的な改善ではなく、包括的にケアし、肌本来の美しさを育む診療のあり方が多くの女性から支持されている。『腸とこころをととのえる 美しい肌が生まれるところ』(ワニブックス)が好評発売中。

illustration: YASUKO SAKURAI
text:TAKAKO KURANAGA
(& ROSY 2020年9月号)※ 画像・文章の無断転載はご遠慮くださいweb edit:FASHION BOX