「中華そば(並)」(700円)+「味付け玉子」(100円)/「麺屋 しらかわ」

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屋台の中華そばがルーツとされる高山ラーメン。高山では年越しそばの代わりに中華そばを食べる人もいるとか。そんな地元の人々に親しまれている味を語るうえで外せない高山ラーメンの専門店を、4つセレクトして紹介する!元祖の店や話題の行列店など、どの店も醤油の香り高いスープや縮れ麺が基本だが、見た目も味も異なり個性豊か。脂が多くないので食べやすく、小サイズを販売している店もあるので、食べ比べするのもおすすめだ。

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■ 老舗に負けない人気を誇る、高山・中華そばの実力派

●「麺屋 しらかわ」(岐阜県高山市)

「麺屋 しらかわ」は2016年に高山の繁華街、国分寺通に店を開業して以来、連日行列ができる人気店だ。メニューは中華そばとトッピングの味付け玉子のみだが、毎日2回スープを仕込むなど、その味を追求する。唯一のラーメン「中華そば」は、毎日10時間かけて仕上げるスープの深い味わいが味の決め手。基本の具材は軽く炙ったチャーシューとネギ、メンマ、海苔。

[店舗DATA] 住所:岐阜県高山市相生町56-2/電話:0577-77-9289/営業時間:11:00〜13:30、21:00〜スープがなくなり次第終了/休み:火曜、月曜の夜

■ スープを飲み干せる!昔ながらのあっさり醤油味

●「飛騨高山 やよいそば 本店」(岐阜県高山市)

新横浜ラーメン博物館に出店するなど、高山ラーメンを全国的に知らしめた名店「飛騨高山 やよいそば 本店」。ほかの高山ラーメンと比べても格段に麺が細くスープの色も濃いが、想像以上にすっきりした味わいだ。「中華そば」はカツオの風味を生かすため、地元産のものなど3種類の醤油を調合。自家製の縮れ麺に合うよう、あっさりしたスープに仕上げている。

[店舗DATA] 住所:岐阜県高山市本町4-23/電話:0577-32-2088/営業時間:11:00〜18:00、火曜(祝日の場合)11:00〜14:00/休み:火曜(祝日の場合営業)

■ 70年以上の歴史を持つ高山ラーメンの本家

●「まさごそば」(岐阜県高山市)

「まさごそば」は、高山ラーメンの元祖の店として知られる老舗。和食の料理人だったという初代店主が考案した中華そばは、カツオ節の旨味、醤油の香りが際立つスープと平打ちの縮れ麺が特徴だ。「中華そば」は、麺を大釜で茹でるなど、昔ながらの製法を守る。魚介が香る和風スープは改良が加えられ、豚骨や野菜の甘味やコクをプラスしている一杯だ。

[店舗DATA] 住所:岐阜県高山市有楽町31-3/電話:0577-32-2327/営業時間:11:30〜17:00ごろ※早期閉店の場合あり/休み:水曜、不定休

■ 澄んだスープから広がる豊かな香りと深い旨味

●「中華そば専門店 つづみそば」(岐阜県高山市)

50年以上前に創業し、変わらない味を守る人気店「中華そば専門店 つづみそば」。岐阜県産の醤油を加えた澄んだスープはさっぱりとしたあと味と甘味が楽しめる。高山ラーメンには珍しいワンタン麺(800円)も好評だ。「中華そば」の岐阜県産醤油とダシを煮込んで作られたスープは、豚骨の旨味や魚介の風味が楽しめる奥行きのある味。緩めの縮れ麺によく絡んでおいしい。

[店舗DATA] 住所:岐阜県高山市朝日町52/電話:057-32-0299/営業時間:11:30〜14:00、17:00〜21:00※材料がなくなり次第終了、日曜11:00〜14:00/休み:火曜(祝日の場合営業)(東海ウォーカー・東海ウォーカー編集部)