撮影に協力してくれたのは、ミニチュアダックスフンドのソラタロウ(オス・9歳)。終始ご機嫌でした!

写真拡大

夏休みシーズン真っ盛り。近場へふらっとわんちゃんを連れて旅行に出かけてみませんか?都心を離れて自然の多い場所へ行けば、飼い主さんはリフレッシュ!わんちゃんとのかけがえのない思い出もできるでしょう。

旅行に出かけることが決まったら、車に乗る練習もしておきましょう

でも愛犬を連れての旅には、ちょっと注意が必要です。特に旅デビュー犬となればなおさら。そこで元箱根LUCIAなど、犬と泊まる宿のカーロ・リゾートを運営する株式会社アットエフホテル事業部専務取締役の原島美保さんに、楽しい旅のためのポイントを伺いました。

■ 旅デビュー犬なら、自宅から宿までの距離は150キロメートル圏内で

犬との旅行は車移動が多いと思います。慣れないうちは自宅から150キロ圏内、移動時間は1時間半くらいを目安にしましょう。途中で必ずトイレ休憩と水分補給を忘れずに。高速道路を使うならドッグランが併設されているサービスエリアを活用してもよいでしょう。

■ 宿選びは愛犬の“苦手”をよく考えよう

まず、愛犬が不得意なことを考えてください。例えば、ほかの犬や人が苦手ならコテージタイプを選びましょう。室内での粗相をしてしまうことが予測されるなら、すぐ外に出やすいよう、専用庭がある部屋を予約できるかどうかなどを確認するとよいでしょう。知らないところでは不安がってしまうことが多いなら、食事は部屋出ししてくれる宿を選ぶと、愛犬を独りぼっちにせずに済みます。わんちゃんはいつもとは違う環境に興奮したり緊張してしまうこともあるので、犬の様子には常に気を付けてあげましょう。また、旅デビュー犬の場合は、初めての旅行であることを宿泊先に伝えておくと安心です。

■ 事前に排泄をすませ、客室に入ったらワンコパトロール!

宿泊先ではどこも消臭に気を配っていますが、犬の鼻には勝てません。いろいろな犬のにおいがするので、わんちゃんはとても気になります。館内に入る前に排泄を済ませ、客室ではいきなりノーリードにせず、ワンコパトロールに付き合ってください。落ち着いたら、リードを外してあげて構いません。この理由の一つに、入室直後にベッドの布団におしっこをしてしまう犬がいることが挙げられます。きちんとしつけをしていても、環境の変わる旅先では予期せぬこと起こり得ます。万が一ベッドやソファなどで粗相をしてしまったら、速やかにフロントへ申し出ましょう。

■ 付帯設備や預かりサービスなどもチェックしよう

ドッグランなど付帯施設のある宿も増えています。思い切り走ったり、アジリティで遊んだりすることが犬のストレス解消になることもあるので、宿選びの参考にしましょう。ドッグラン内では事故を避けるため、愛犬から目を離さないことが大切。おもちゃの使用はドッグファイトにつながるおそれがあるので、周囲の様子をしっかり見てからにしましょう。また、時間単位などで預かりサービスを行う宿もあります。近隣への観光やゴルフなどのレジャーを楽しみたい時に便利です。

以上のポイントを踏まえて、さっそくわんちゃん連れでも宿泊できる宿を探してみましょう。「わんにゃんウォーカー8月号」では、都心から行きやすいペットOKのコテージや温泉旅館を掲載。各宿の近隣スポットも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。