撮影:清水ちえみ

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スヌーピーファンの聖地、米カリフォルニアにある「シュルツ美術館」の世界初のオフィシャル・サテライト(分館)としてオープン前から話題の「スヌーピーミュージアム」。

【写真76枚】“ここだけのスヌーピー”グッズ大公開!

2018年9月までの期間限定で開館し、半年ごとに企画を変えて「シュルツ美術館」が所蔵する貴重なコレクションを公開していきます。

展示だけでなくグッズやカフェメニューも期待度MAXのミュージアム。ミュージアムの敷地に入ってすぐ、姿の違う5体の「ウエルカムスヌーピー」に出迎えられて、世界中で愛されるスヌーピーの魅力を体感してきました。

まずはここ! 世界でここだけのオリジナルグッズをゲット

ミュージアムショップ「BROWN’S STORE」(ブラウンズストア)では、ぬいぐるみやステーショナリー、雑貨や食品、アクセサリーに至るまで幅広いジャンルのオリジナルグッズを500点以上取り揃えています。

全てスヌーピーミュージアムのために特別編集した“世界でここにしかない”ものばかり。ル・クルーゼや中川政七商店、AHKAHなどとのコラボをはじめ、ぬいぐるみやトートバッグなどの定番アイテム、展示と連動したオリジナルアイテムなど原作ファンならずとも手に入れたいグッズがズラリ。

ミュージアムは予約制なので混みすぎてグッズが見られない! ということはないと思いますが、ジャンルも点数も多いので、ミュージアムに着いたらまずショップに直行してお気に入りグッズを探すのがオススメです。

西海岸テイストたっぷり、居心地の良い空間で食事を

昨年10月、目黒川沿いにオープンした「PEANUTS Cafe」がプロデュースする「Cafe Blanket」は、PEANUTSにゆかりのあるアメリカの西海岸をテーマにした大人なカフェ。

店名はライナスが愛する水色の“安心毛布”に由来し、店内中央に置かれた水色の大きなテーブルとオープンデッキに広がるテラス席が、ブランケットのような居心地の良さを演出しています。

メニューはすべて「Cafe Blanket」のオリジナル。
ピーナッツのストーリーやキャラクターにちなんだものや、半年ごとの展覧会と連動したメニューも登場するそう。定番メニューには原作者であるチャールズ M. シュルツ氏の好物ツナサンドとともに、ピーナッツバター、フライドポテト、ミニコーンドッグを添えた「スヌーピーディッシュコンボ」(1480円)が登場。オリジナルのドッグディッシュスタイルの皿が特徴です。

パンケーキやソフトクリーム付きのデザートピザ、ミルクセーキのほか、大人なカフェらしく、アメリカのクラフトビール「ブルームーン」(800円)や「ワイン(赤/白)」(700円)もしっかりスタンバイ。

著名人の“ピーナッツ愛”が伝わるオープン記念展

記念すべき最初の企画展は“愛”をテーマにした「愛しのピーナッツ展。」。
シュルツ氏の夫人、ジーン・シュルツさんが選んだ原画の数々に加え、世界初公開の作品や資料も含め約150点が展示されます。

さらに、作家の吉本ばなな氏や詩人の谷川俊太郎氏など日米の著名人12人が、それぞれの“ピーナッツ愛”を映像や展示で紹介するコーナーも。

一般の方々から公募した「愛しのピーナッツ」では、スヌーピーのような白と黒の配色のペットや長年愛用していることが分かるグッズなどの写真が展示され、それぞれのピーナッツ愛が写真を通して伝わります。

ほかにも、レアなコレクターズアイテムを紹介する「ヴィンテージグッズ」コーナーや最新の調査結果で発見された未発表のスケッチや資料を展示した「知られざるシュルツ」コーナーなど見どころ満載。

常設のシンボル展示は前述の「ウエルカムスヌーピー」を含めて三点。

「ウエルカムスヌーピー」は1950年から2000年の間に、変化し扮装や変装を繰り広げた中から代表的な姿をピックアップしたものです。

四つ足で駆け回る小さな普通の犬(1953年)や最高の喜びを表す「ハッピーダンス」(1965年)、完成された定番スタイルのスヌーピー(1997年)など、年代によって微妙にスタイルや耳の形が違うので注目して。

ミュージアムに入ってすぐの部屋には4452枚ものコミックからなる「3Dピーナッツ」が展示され、チャーリー・ブラウンがいつも凧を食べられていた「凧食いの木」も、本家シュルツ美術館同様ミュージアムの敷地内に植えられています。

何度でも通いたくなる、とっておきのミュージアム

展覧会は半年ごとに新しいテーマになりすべての作品を入れ替えて展示するそう。
また、入場者全員がもらえる「メモリアルチケット」は、シュルツ氏が50年間描き続けた17000を超すコミックのなかから、入場された日に発表されたコミックが印刷されたもの。誕生日などの記念日に行けばとびきりのプレゼントになりそう。

貴重な資料や遊び心を感じる展示方法で、行く度に新鮮な発見ができるはず。ピーナッツへの愛はもちろん、ミュージアムへの愛着も増していきそうです。

©Peanuts Worldwide LLC

名称:スヌーピーミュージアム

住所:東京都港区六本木5-6-20

TEL:03-6328-1960

オープン日:4月23日(土)

営業時間:10:00〜20:00 ※最終入場は19:30まで

入場料金:【日時指定前売券】大人1800円、大学生1200円、中学・高校生800円、4歳〜小学生400円 【当日券】大人2000円、大学生1400円、中学・高校生1000円、4歳〜小学生600円 ※入館時間は10:00〜11:30、12:00〜13:30、14:00〜15:30、16:00〜17:30、18:00〜19:30の計5回で滞在時間の制限はなし。前売券の販売に余裕がある場合のみ当日券をミュージアムの窓口で販売。当日券情報は公式サイトで案内