「デトロイト美術館展」愛知・大阪・東京で開催 - モネやゴッホ、ピカソなど世界屈指の名画が大集結

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「デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜」が愛知の豊田市美術館で開催される。会期は、2016年4月27日(水)から6月26日(日)まで。

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モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソほか、まさに近代ヨーロッパ絵画の「顔」ともいうべき巨匠たち。1885年に創立したデトロイト美術館には、自動車業界の有力者らの資金援助を通じ、世界屈指のコレクションが集結。ゴッホやマティスの作品をアメリカの公共美術館として初めて購入したのもデトロイト美術館だという。

100を超えるギャラリーには、古代エジプトから現代美術まで65,000点を超える作品を所蔵。それらの多様性も同館の特徴で、アフリカ、アジア、オセアニア、イスラム、古代美術などどの分野でも重要な品々を誇る。

本展では、その中からコレクションの中核を成している印象派、ポスト印象派、20世紀フランス・ドイツの数々の傑作の中から選りすぐりの全52点を紹介。日本初公開の15点を含む作品を、4章に分けて解説する。

展覧会の入り口である第1章では、印象派を代表するモネ、ドガ、ルノワールらの絵画などを中心に展示。戸外での作品を重視し、黒色や褐色を避けた鮮やかな配色を用いることで映し出される、その時代のパリの街並みや市民の日常生活が魅力的だ。

第2章のポスト印象派では、日本初上陸となるゴッホ晩年の作品《オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて》やゴーギャンの《自画像》など、この時代を代表する画家たちの傑作を中心に展開。この章では、アール・ヌーヴォーと連動し、挿絵や版画、ポスター、家具などジャンルの垣根を越え創作活動をした「ナビ派」モールス・ドニやピエール・ボナールの作品も楽しむことができる。

20世紀のフランス・ドイツ絵画は、第3・4章に分けて紹介。ドイツ人館長ヴィルヘルム・R・ヴァレンティナーの時代に収集されたものや、ピカソがキュビズム時代に描いた作品など、多様性とダイナミズムが息衝く時代を体感できる。

なお、本展は大阪・東京に巡回予定。2016年7月9日(土) から9月25日(日)までは大阪市立美術館、2016年10月7日(金)から1月21日(土)までは上野の森美術館で開催される。

【概要】
デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜
会期:2016年4月27日(水)〜6月26日(日)
※休館日:月曜日(但し、5/2は開館)
場所:豊田市美術館
住所:愛知県豊田市小坂本町8-5-1
観覧料:一般 1,400円、高校・大学生 1,000円、中学生以下 無料
※前売・団体は各200円引き(団体は20名以上)
※豊田市内在住、在学の高校生、障がい者手帳の所持者、市内75歳以上は無料(要証明)

【問い合わせ先】
豊田市美術館
TEL:0565-34-6610

■巡回予定
・大阪市立美術館 
会期:2016年7月9日(土)〜9月25日(日)
住所:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1‐82
※休館日:月曜日 (但し、7月18日、8月15日、9月19日は開館、7月19日は休館)
開館時間:9:30〜17:00 (入場は16:30まで)
観覧料:一般 1,500円(1,300円)、高校・大学生 1,000円(800円)
※()内は前売りおよび20名以上の団体割引料金
※ペア券(一般のみ)プレイガイドのみで販売。販売期間は4月27日から7月8日まで
※中学生以下、障がい手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料。(要証明)。
※本展は大阪市内在住の65歳以上も一般料金。

【問い合わせ先】
大阪市総合コールセンター なにわコール
06-4301-7285

・上野の森美術館 2016年10月7日(金)〜1月21日(土)