そんなに簡単に離婚できるものなの!?

「奥さんが家を出てしまって戻ってこない」「年内に別れようと思っている」

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今週の週刊新潮に、ベッキーとの関係について取り調べ(!?)を受けた、ゲスの極み乙女のボーカル・川谷さんが“そのとき彼女に言ったこと”が掲載されています。
不倫経験アリの働き女子によると、このふたつは既婚情報を後出しするゲス男の常套句だそう。

「数回目のデートで言われるんですよね。実は結婚している、でも、最近は嫁と会ってなくてって。
付き合い始めたばかりのときって、大人の男性ってジェントルだしスマートだし、すごく女性を大切に扱ってくれるじゃないですか。
それをうっかり本質だと勘違いしちゃうんですよね。こんなに素敵な人なのにかわいそう、奥さんひどい、って思っちゃったんです。
わたしの場合、奥さんが帰ってこないのは、妊娠中で頻繁に実家に帰り、数日滞在していたというだけの話でした。後から知って、びっくりポンです。今思い出しても、彼との結婚を本気で夢見ていた28歳の私を全力でぶん殴りたいですね」
というのは金融関連会社勤務のA子さん。

「実行する気なんてなんてさらさらなかった“年内に別れようと思ってる”発言に翻弄されて、5キロやせた」というのは31歳、広告会社勤務のB子さんです。

「思ってるだけなんです(笑)。そして年末になり年を越し。それを3回目繰り返しました。もういい加減待てない、って私から別れを切り出したときも、年内に別れようと思ってるからってまだ言ってましたよ。ホントもう、デスノートを探す旅に出たくなりました。ネットで売ってないですかね」

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騙されたってことで押し通すつもり! ……なわけじゃないけれど、過去の不倫でアラサー&アラフォーがゲス男に言われた「あるある」セリフはうんざりの宝庫!

「嫁にはタイミングを見て俺から話すから」

 

「テレビ関係の仕事をしている既婚男性と5年間付き合ってしまいましたが、半年に1回は“離婚するつもりがないわけ? 私が言おうか?”と彼の前で泣きわめいていました。付き合い始めの頃は、明日にも離婚届を出すような雰囲気だったんです。でも彼曰く、物事を有利に進ませるには、相応の準備だけでなくタイミングが重要なんだって。仕事だってそうでしょ? と言われると私も反論できず、ズルズルと待ってしまいました。
別れの決め手は“あなたが言えないなら私が言う!”と啖呵を切ったらとき、彼がポツリ言った“俺にだって美学があるんだよ”ってセリフ。ぽかーん……でしたよ。思わず“美学とは”って検索しちゃったくらいです。例の卒論騒動があったとき、ネットに流出してたLINE画面に似たようなやりとりがあって、この男クズだなって思いました」(テレビ関連会社勤務 36歳)

「ちゃんと考えてるから」

 

「もう10年近く前の話ですが、合コンで出会った3歳年上の彼と意気投合して、個人的に連絡をとるようになったんです。歯科医のイケメン。2回目のデートでキスをしたときは、頭の中にウエディングベルが鳴り響いていました。ところが、3回目のデートで結婚していることを宣言され、奈落の底に。なのに“運命の人に出会った気がしてる”“こんなに好きになったのははじめて”という言葉にコロリと騙されまして。うっかり付き合ってしまいました。誕生日、お盆休み、クリスマス、年末年始――。イベントや連休の前、ふたりの間に不穏な空気が流れるたびに“ちゃんと考えてるから”と抱きしめられるのですが、3年も経つと“ちゃんとってなんだろう?”と不思議に感じるようになって。最初は、私と結婚するために計画を練っているという意味だと思っていたのですが、どうすっべかなー、という程度なんじゃないかと。そのあと、子どもまでいることが発覚。私と結婚して父親になったとしても、また運命の人に出会いかねないと思ったら一気に冷めましたが、あのまま続けてしまったらどうなっていたんだろうと想像するだけでぞっとします」(IT関連会社勤務 37歳)

 

問題解決を先延ばしにする、その場しのぎの嘘を真実味を込めて言う、というのはゲス不倫男の特性。いいなと思った男はたいがい結婚している、独身アラサー&アラフォーには世知辛い世の中ですが、既婚後出し男にだけはどうぞひっかかりませんように。パソコンのこっち側から祈るばかりです。