日本橋天丼 金子半之助・江戸前天丼 950円

写真拡大

食の名店が数多く並ぶ、東京・日本橋。各店の“匠の味”を豪快に味わえるのが、「極上丼」だ。今回は天丼、鰻丼、海鮮丼と、絶品の“魚丼”をご紹介。ぴあMOOK『日本橋のおいしい店』から、3品を厳選!

【写真】激ウマ「丼」画像をすべてみる

日本橋天丼 金子半之助

人形町 梅田

焦げた醤油と鰻の脂が渾然一体となり白米と絡む
しら焼丼(特上) 4000円

酒塩をつけながら焼き上げる白焼きに、鰹と昆布、日本酒などと合わせた出汁醤油を含ませ、仕上げに生ワサビを少々。ただ白焼きを丼にするのではなく、白米との相性を考えて開発されたオリジナル丼だ。

鰻一筋40年の名店だが、2代目の手により多彩なオリジナルメニューも登場。軽く蒸した鰻にピリ辛味噌を添える酒肴や、塩と梅で味わう鰻丼など、鰻の特性を知り尽くした主人が、素材感と個性を両立した逸品に仕立ててくれる。昼でも注文が入ってから焼き上げるため、提供までに30分ほどかかることも。時間に余裕をもって訪れよう。

Data
電話 03-3661-0160/時間 11:00〜14:30(LO13:45)・ 17:00〜21:00(LO20:15)、土曜11:00〜14:30(LO13:45)/休 日曜・祝日/20席/中央区日本橋人形町3-4-2/ カード 可/予約 可/昼目安2000円〜 夜目安4000円〜/喫煙 不可/東京メトロ日比谷線ほか人形町駅A5出口より徒歩約2分

並んででも味わいたい、秘伝のタレが美味な江戸前天丼
江戸前天丼 950円

丸々1匹分のアナゴに、エビが2本、さらにイカと小柱のかき揚げなどが盛られ、食べ応えも十分。半熟卵を崩し天丼に絡めて食べるとなお旨い。持ち帰り用の弁当注文(要予約)なら並ばず味わえる。

メニューは江戸前天丼ひとつのみ。だが、その味を求めて平日だろうと昼時には2時間待ちの行列ができる。理由は単純に旨いから。そんな名物の味を支えるのが 秘伝のタレだ。店主の祖父である和食界の重鎮・金子半之助が残したえんま帳のレシピを再現したタレは、甘すぎず辛すぎない味で、天ぷらと相性抜群。行列も納得の味である。

Data
電話 03-3243-0707/時間 11:00〜22:00(LO21:30)、土曜・日曜・祝日 10:00〜21:00(LO20:30)/不定休/20席/中央区日本橋室町1-11-15/カード 不可/予約 不可/目安950円/喫煙 不可/東 京メトロ銀座線ほか三越前駅A1出口より徒歩約1分

日本橋海鮮丼 つじ半

魚介類が山のごとく盛られた、圧巻のぜいたく丼に喰らいつく
ぜいたく丼(梅) 990円

黄身醤油をかけてそのまま味わうだけがぜいたく丼の楽しみ方ではない。最後に特製の鯛だしをかけてもらい、別皿で付く刺身をのせて、鯛茶漬けとしても味わえる。丼を空にした後でもご飯は無料で追加できる。

行列必至の人気店『めん徳二代目 つじ田』と『金子半之助』がコラボし、新たな行列店を作った。名物に据えたのは、ぜいたく丼なる海鮮丼だ。ご飯上に生マグロの中落ちやツブ 貝、カズノコ、ボタンエビ、イクラなどの9種類の具材を和えたものを盛った丼は圧巻。黄身醤油をかけて頬張れば、魚介類の旨さが渾然一体に。

Data
電話 03-6262-0823/時間 11:00〜15:00・17:00〜21:00、土曜・日曜・祝日11:00〜21:00/不定休/12席/中央 区日本橋3-1-15 久栄ビル1F/カード 不可/予約 不可/目安 990円〜2980円/喫煙 不可/東京メトロ銀座線ほか日本橋駅B3出口より徒歩約2分

※昼のみ、夜のみのメニューを掲載している場合もあります。詳しくはお店へお問い合わせください。
※本記事に掲載されている情報は、2015年7月〜9月上旬の取材時のものです。配信後にやむを得ない事情により、掲載内容が変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。

ぴあMOOK『日本橋のおいしい店』

大人が楽しい街「日本橋」界隈のおいしいお店を1冊にまとめました。
巻頭特集は、このエリアの美食を支える七人に迫る企画。そのほか100余年の歴史を誇る老舗・手土産・名酒場などさまざまなお店を厳選セレクトして紹介しています。街の歴史がわかるコラムも掲載。保存版にしたいグルメガイドです。