本当は高カロリー!? 「低脂肪食品」の罠

写真拡大

低カロリーでヘルシーなイメージの「低脂肪食品」。同じ食品を選ぶのなら「低脂肪」の方が体に良さそうなイメージですよね。

しかし、低脂肪食品さえ選んでおけば安心してもいいのでしょうか?


まず、低脂肪食品と聞くと、勝手に低カロリーだとイメージしてしまいますが、それはまったくの誤解。

脂肪の代わりに砂糖を加えて調整するなど、期待するほどカロリーはカットされていないのが現実です。

ある研究機関によれば、多くのひとは低脂肪食品に対して約40%ほどカロリーが低いという妄想を抱いていることがわかったそう。そのため、低脂肪食品を食べている時は油断が生まれ、ついつい食べ過ぎて、カロリーオーバーになってしまう傾向にあるらしいのです。

低脂肪のお菓子を食べた時と、何も操作していないお菓子を食べた時の量を比較した実験では、低脂肪のお菓子を食べた時は平均28%のカロリーオーバーだったとのこと。

また、肥満したコだけに注目してみると、最大45%もカロリーをオーバーして食べていたそうです。

実際には、低脂肪食品は平均すると約11%程度のカロリー減だそう。

低脂肪食品と言っても、カロリー表示はきちんと確かめておく必要があります。

それから、低脂肪食品で太る理由については、添加物が原因になっている可能性も。

体内で自然に吸収されない人工添加物の場合、それが細胞のまわりにくっついて脂肪細胞を厚くしてしまうことがあるのです。

それに、低脂肪食品ばかりを選んで食べるようなことがあれば、神経や脳に不可欠な脂肪分が行き届かなくなり、トラブルが生じることにもなりかねません。

くれぐれも低脂肪食品の過食の罠に陥らないように、成分表示をよく読んで気をつけましょう。