映画『パドマーワト 女神の誕生』インド映画史上最大級の製作費でつくる“絢爛豪華な映像美”

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映画『パドマーワト 女神の誕生』が、2019年6月7日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国順次ロードショー。

500年の時を超えて蘇る「愛と誇りの物語」

映画『パドマーワト 女神の誕生』は、500年にわたり語り継がれる愛と誇りの伝記が起点。物語は、13世紀末までさかのぼる。主人公は“絶世の美女”と称されるパドマーワティ。シンガル王国の王女であるパドマーワティは、ある日、西インドの小国・メーワール王国の王ラタン・シンと恋に落ち、メーワール王国の王妃となった。

同じころ、北インドでは若き武将・アラーウッディーンが権力をふるい、イスラム教国のスルタンの王となった。獰猛で野心に満ちたアラーウッディーンが次に狙うのは、絶世の美女・パドマーワティ。ラタン・シンとパドマーワティの住むメーワール国へ大軍勢を差し向け、一国の運命を揺るがす戦いをスタートさせる。

アラーウッディーンとラタン・シン、そしてパドマーワティによる、王と王の誇りと野望を懸けた最後の戦いの末に待つものとは…。

インドでは約100億円のヒットを記録

映画『パドマーワト 女神の誕生』は、インドで公開後、インド映画世界興行成績歴代10位にランクインする、約100億円のヒットを記録した。

500年にわたり語り継がれる有名な伝記の映画化に、制作段階から注目を集め、劇中でのヒンドゥー教や、インド古来の民族であるラージプート族の描写に憶測が飛び交い、一部の過激な宗教団体による上映中止運動などが勃発したほど。

インド映画史上最大級の製作費で作られる「絢爛豪華な映像美」

また、その製作費用も大きな注目の的に。インド映画史上最大級の製作費が投じられ、公開時点でインド映画史上最高となる約30億ドルを使用した。

主人公パドマーワティの衣装は、約320万円に相当する、一着およそ200万ルピーが費やさた。中には、重さ30キロになったものもあるという。パドマーワティを演じたディーピカ―・パードゥコーンは1日12時間もの間、その衣裳を着続け撮影に臨んだ。

また、インド映画史上最大級の製作費を使って生み出されたのは、絢爛豪華な映像美。

インド映画特有の華麗なダンスシーンはもちろん、当時の建築を再現した壮麗なセット、圧倒的な数の群衆シーン、スケール感溢れる戦闘シーンなど、全編を通して大迫力の映像が映し出される。

インドトップ俳優が集結

主人公は、映画『トリプルX:再起動』でハリウッド進出も果たした、インド映画界で最も出演料が高額といわれるトップ女優、ディーピカー・パードゥコーンが担当。彼女を囲むのは、ランヴィ―ル・シン、シャーヒド・カプールなど、ボリウッドの“いま”を代表するスターたちだ。

監督は、インドの巨匠サンジャイ・リーラ・バンサーリー。“暴力的なまでの美”とも称された華やかな世界を作り出している。

ストーリー

13世紀末、シンガル王国の王女、パドマーワティは、西インドの小国、メーワール王国の王、ラタン・シンと恋に落ち、妃となった。同じころ北インドでは、叔父を暗殺した若き武将アラーウッディーンが、イスラム教国のスルタン(王)の座を手に入れていた。獰猛で野心に満ちた彼は、権勢を広げていく中で絶世の美女、パドマーワティの噂をききつけ、メーワール国に兵を差し向ける。しかし、堅牢な城壁とラタン・シンの抵抗により、パドマーワティの姿を見ることも許されなかった。やがて始まる、ラタン・シンとアラーウッディーンの誇りと野望を懸けた最後の戦い。圧倒的に不利なその戦に、パドマーワティはある決意をもって臨んでいた…。

【作品情報】

映画『パドマーワト 女神の誕生』
公開日:2019年6月7日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国順次ロードショー
出演:ディーピカー・パードゥコーン、ランヴィール・シン、シャーヒド・カプール、アディティ・ラーオ・ハイダリー
監督:サンジャイ・リーラ・バンサーリー


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