植物療法士が伝える 心の安定に役立つフラワーエッセンス

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緊張や不安、怒りや苛立ち……。ストレスへの反応として私たちは様々な感情を抱きます。たとえば仕事や対人関係での心の葛藤は、感情的ストレスとして誰もが経験することではないでしょうか。それは人間であるからこそとも言えますが、健康を損ねてしまうほどの過度の心のストレスは抱えたくないものです。

ストレスを感じた時、睡眠を充分にとる、心とからだが喜ぶ食事をする、適度な運動でリフレッシュするなど、ストレス軽減のための習慣はとても大切です。ナチュラルライフを実践する筆者は、休日に海や山など自然の中で過ごしリフレッシュすことに加えて、「フラワーエッセンス」をストレスマネジメントとして活用しています。

今回は、自然とつながり本来の自分を取り戻し心に安定をもたらすフラワーエッセンスについてご紹介します。

 自然界の生きた花の情報「フラワーエッセンス」

花は、その姿形、色彩、エネルギーに私たちの心を惹きつけます。そしてお祝い、感謝、なぐさめ、お見舞い、弔いなど、私たちの色々な気持ちに寄り添う存在です。それは古来より変わらない植物と人間の関係です。人間は植物を通して自然界へ安心を求め、心を整えることができるとも言えます。

フラワーエッセンスは自然界の花の情報を写し取った水であり、恐れや不安など日常で起こる感情の揺らぎや、ショックやトラウマなどの精神的ストレスなど、心の不調に対する一つの手立てとして活用できるセラピーです。

最も有名なフラワーエッセンスに「バッチフラワーレメディ」があります。英国人医師エドワード・バッチ博士によって生み出されてから 80 年以上、心のセルフケアツールとして世界中で愛用され続けています。

現在の日本国内でも、身体面だけでなく精神面も重視するホリスティック医療の領域をはじめ、一般家庭でも広まりを見せています。

 セルフケアとして自分でできる

心のバランスを整えるフラワーエッセンスは多種類あります。その中から自分の感情に適したものを選ぶというシンプルな方法で、どなたでも簡単に使うことができます。主に飲用し、小さなボトルから 1 滴〜4滴ほどを舌下に垂らして数週間続けて摂取します。

ネガティブな感情にフタをして抑えたり、取り除いたりするのではありません。自己の内面と向き合い、どんな感情をもじっくりと味わい尽くす。感情の根源に自ら気づきを得て、心の穏やかさをゆっくりと持ち直す。そのようなプロセスをフラワーエッセンスはやさしく見守ってくれます。

自然界と自分自身との橋渡し役であるフラワーエッセンスは、本当の自分の心の声を聴き、自分らしさを呼び戻すことができます。

心身ともに健やかで自分らしい毎日のために、ぜひフラワーエッセンスを活用してみてくださいね。

植物療法士が伝える 心の安定に役立つフラワーエッセンスはWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。

【筆者略歴】

秋山真理子

植物療法家。メディカルハーブ、アロマセラピー、フラワーエッセンスの普及と教育活動を行う。「心・からだ・魂の調和=真の健やかさ」を軸に、家庭のセルフケアの知恵を学ぶ自然療法スクールを主宰。