重曹でキッチンまわりをケア

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前回、梅雨のいやなニオイ対策に「重曹」が"効果てきめん"だとお伝えしましたが(参照:「むわ〜ッと臭う梅雨にさよなら! 重曹使った超ラク「脱臭法」」)、重曹はニオイだけでなく、汚れにも効果を発揮します。

後編となる今回は「汚れ落とし編」として、汚れにきく重曹活用法を紹介します。

クエン酸と合わせてシュワシュワ〜

まずは、気温や湿度が上がると気になってくる排水口の掃除。放っておくといやなニオイが部屋中に充満してしまうこともあり、早めの対策が重要です。

ここでも重曹が大活躍。重曹単体でも効果はありますが、さらに効果を発揮させるためにクエン酸と合わせて使います。クエン酸が無ければ酢を代用してもOKです。

まず、排水口に残った大きな汚れを取り除いておきます。次に重曹とクエン酸(酢)が2:1の割合になるように用意し、汚れを落としたい排水口に重曹をまんべんなくたっぷり振りかけます。

続けて、振りかけた重曹の上からクエン酸(酢)をかけると、炭酸ガスが発生。シュワシュワ〜ッと泡が出てきます。

この泡が汚れを浮かせてくれるので、そのまま少し放置した上で洗い流します。仕上げに気になるところをブラシで磨いたら終了。キッチンの排水口はもちろん、洗面所、お風呂場でも使える掃除法なので、試してみて。

重曹&酢の汚れ落としはカーペットにも活用できます。汚れた部分に酢をかけてから重曹を振りかけると、泡が汚れを浮かせてくれます。しばらくしてから泡をきれいに拭き取るだけで、スッキリ汚れが落ちるので、しつこい汚れには試してみる価値ありですよ。

素材によっては変色などの恐れがあるので、目立たないところでテストをしてからやってみてください。

重曹ペーストでコンロの油汚れをオフ!

また、重曹と水を2:1の割合であわせ、ペースト状にしてから汚れを落とす方法もあります。

この「重曹ペースト」が特に効果を発揮するのが、キッチン周りの"油汚れ"。コンロや換気扇など汚れが気になるところに塗りつけ、30分から1時間ほど放置。その後、スポンジやブラシでこすると、みるみる汚れが落ちていきます。

キッチンなら魚焼きグリルにも使えるほか、カップについた茶渋、ステンレス製のやかん、鍋の焦げ付きを落すこともできるので、この際、気になる汚れはまとめて落してしまいましょう。

さらに「重曹ペースト」はお風呂の汚れにも効果的です。蛇口やシャワーヘッドなどに塗り、軽くこすって洗い流せば、水垢が取れます。タイル目地の汚れはペーストを塗って1時間ほど放置し、洗い流せばOK。奥まで入ったカビを取り除くのは難しいですが、日頃のちょっとしたお手入れとして使えるので、ペーストを作ったらキッチンとまとめて掃除してしまいましょう。

汚れにもニオイにも効果があり、家中で活躍してくれる重曹。財布にも優しく、梅雨の時期に重宝すること間違いなしです。