産後ボロボロだった日々と、復職した後の話【マンガ連載:鈴木さんちの子育て通信】
皆さんこんにちは、Chaccoです!
今回は、産後のこころの変化と、周りの助けの有り難さがテーマの結構マジメ(?)なお話です。
ムスコを産む前から旦那とは
「里帰り出産はしたほうがいいか?」
「それとも自分たちだけで頑張った方がいいか?」
いろいろと話し合っていました。
ワタシの場合、「不育症」の治療を行いながらの妊娠生活(このお話は次回)で周囲にも不安を与えてしまっていたので、これ以上心配をかけたくないという思いもありました。
ただ実際ムスコを産んでみたら、
やれ入院生活で疲弊するわ、慣れない育児でテンパるわ、寝れない、気が休まらない、弱った自分を見せられるのが旦那しかいないetc…
ワタシの余裕がなさ過ぎて、どっちかのお家に赤ちゃん連れて長期間泊まるとか無理だぁぁぁ…となり、
「里帰り」はやめて、「助けて欲しい時に週1くらいで来てもらう」
「旦那がちょうど長期休暇だから2人でなんとか頑張る」
「あとは地域の育児サポート制度(ヘルパーサービスなど)をフル活用する」
…で、乗り切ろうという作戦で頑張りました。
そして産褥期は何とか乗り越えられたんですよ。
問題は、徐々に自分が動けるようになって、赤ちゃんと一緒の生活にも少しだけ慣れて、旦那の休暇が終了し、ヘルパーさんの利用も減ってきた「生後2〜3ヵ月過ぎからの母と子2人きり育児」にありました。
迷惑をかけてはダメ? “抱え込み育児”から抜け出せ!
その時のワタシの気持ちは、
ずっと一心同体で育児を支えてくれたパートナーである旦那の仕事再開を邪魔しちゃいけない。
産後の慣れない育児でボロボロになってる自分をこれ以上双方の両親に見せて余計な心配をかけてはいけない。
出産を喜んでくれた大切な友達や先輩たちにも弱音は吐けない、出来れば元気な自分だけを見せていたい。
っていうか赤ちゃんと二人きりの時間を普通のお母さんならきっと幸せに感じるはずだから、自分もそうなるよう努力しなくてはいけない。
…などなど色んな感情に自分からがんじがらめになっていき、気づけば産後うつ状態に…
そんな時、心のなかにヒュッとよぎったのが、
「やっぱり仕事したい。育児以外の自分の居場所がちょっとでいいから欲しい。」
というものでした。
ただ在宅漫画アシスタントなので、わざわざ保育園に預ける必要があるのか?
育児しながら漫画を描いてる人も大勢いる。ムスコとの貴重な時間を犠牲にして仕事をするメリットが果たしてあるのか?…などなど、
旦那と日々、話し合いは続きましたが、最終的には保育園に申し込むことにしました。
そして無事、保育園に入園し、慣らし保育を経て9時〜17時で預ける生活がスタートします。
はい!ここからワタシの心身が前向きになっていくんですね!マ・エ・ム・キ・にっ!!(大事なことなので強調しますw)
入った保育園がめちゃめちゃ手厚いサポート体制で、
子どものことを本当によく見ていてくれる。
親の仕事状況も気にかけて個々に対応してくれる。
関係のない世間話でも笑いながら付き合ってくれる。
子どもの心配事には懇切丁寧にアドバイスをくれる。
…もう書き始めたらきりがありませんが!
育児に関する、
・物理的サポート(子どもの食事、オムツ替え、あそび、着替え、寝付かせetc…)
・精神的サポート(子どもの病気・ケガから発育・発達に関することまで親の不安に寄り添いアドバイスetc…)
…を、両方になってくれる非常に心強い場所です。
周りに見栄をはって上手く助けを呼べなかった自分にとっては、本当になくてはならない存在です。
もちろん、ムスコにいろいろな負荷はかかりますし、それで罪悪感がのしかかる事も多々あります。
しかし、入園後に本格的に仕事を再開したワタシは、徐々に生気を取り戻し、生活の目標がもてるようになって、育児にも余裕が持てるようになりました!
ヨ・ユ・ウ・がっ!!!(やはり大事なのでw)
子どもに向き合う時間と、自分の仕事の時間と、両方を大事にしつつ、隙間時間に家事をササッと済ませ、休日は家族でガッツリ遊ぶ!
気づけば、
育児が楽しい、子どもが可愛い、家族の時間が幸せ…と自然に思えるようになり、笑う回数が増え、身内にもカジュアルに相談事が出来、産後うつ状態は日に日に回復していきました。
保育園に入れることで、全ての人が楽になるとは言えませんし、2人きり育児でぜんぜん楽しく過ごされてる方が、お子さんとの蜜月を満喫されるのは非常に素敵だと思います。
でもワタシは、今回あらためて、この記事をこうして書けているのも、家族や、身内のサポートと共に、保育園の皆さんが居てくれたからだと痛感します。
ちなみにムスコは保育園でメッチャおいしい給食をがっつりおかわりして完食しているらしいです(笑)
ありがとうムスコ!今日も笑顔でお迎えにいくからねっ!!
つづく