驚くほどスッキリ!乾物をヨーグルトで戻す「ネオ腸活」が最強だった

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食品の水分を飛ばして乾燥させた乾物食品。使う前に水やぬるま湯で戻して食べるのが定番ですが、なんと最近、ヨーグルトで戻す“乾物ヨーグルト”なる食べ方が話題なことをご存知ですか?

乾物とヨーグルトという意外すぎる組み合わせですが、食物繊維と乳酸菌が摂れるため腸活にピッタリなんです。

そこで今回は管理栄養士の筆者が、最強スッキリフード“乾物ヨーグルト”の魅力をご紹介します。

■乾物には栄養がギュッと詰まっている

乾物は水分を抜いているため、栄養素と旨みが凝縮されています。そのため、少し食べるだけで生の食材よりも多くの栄養素を効率良く摂取することができるのです。

また、長期保存が可能で、常備しておけば皮をむくことなく戻すだけですぐに使えるという手軽さも特徴です。

■「乾物ヨーグルト」は栄養素を逃さない

ただ、乾物は水で戻す際に、水溶性のビタミンやカリウムなどの栄養素が水に溶けだしてしまうことが欠点。乾物を戻した後に捨ててしまうあの水には実は栄養素が入っていたのです。

しかし、そんな栄養素もヨーグルトで戻してヨーグルトごと食べる“乾物ヨーグルト余すことなく摂取することができます。しかも、残ったヨーグルトが調味料の代わりをしてくれ、味をまろやかにしてくれます。

■乾物をヨーグルトでどうやって戻す?

ヨーグルトにはホエイという水分が含まれていて、その水分で乾物を戻します。ヨーグルトを置いておくと上の方に水分が溜まっている、アレです。

戻し方はいたって簡単。乾物全体に絡まるように乾物の周りにヨーグルトをまとわせ、ひと晩(7〜8時間)放置するだけ。朝出かける前に仕掛ければ夕食に、夜寝る前に仕掛けておけばお弁当に活用できます。

■意外と「和の味付け」とも合うヨーグルト

乾物にもいろいろな種類がありますが、多くの乾物が“乾物ヨーグルト”として楽しむことができます。たとえば、切り干し大根をヨーグルトで戻して塩もみしたきゅうりと合わせるとサラダになります。味付けもマヨネーズをかけたりゴマだれをかけたりするだけで決まります。

干しにんじんを戻してツナと合えたり炒めたりしても手軽な一品に。醤油や味噌などの日本の調味料とも意外と相性良く仕上がりますよ。

いかがでしたか? 乾物ヨーグルトはいわゆる乾物だけでなく、ドライフルーツなどもヨーグルトで戻すとお菓子作りにも応用できます。料理やお菓子作りが好きな方は新たな食材として活躍しそうですね。

使い方は発想次第でいろいろあるので、ぜひ活用してみてください。

【筆者略歴】

※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、”不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ。

【画像】

※ gontabunta / PIXTA