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ファッション界に多大な貢献と足跡を残した人物を称える目的で開催され、毎年そのオープニングを祝う式典には数多くのセレブがこぞって駆けつけることでも有名な米ニューヨーク市内メトロポリタン美術館のコスチューム・インスティチュート展が、来年度の同展示会をイタリアが誇る2人の女性ファッション・デザイナー、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とエルザ・スキャパレッリ(Elsa Schiaparelli)に捧げる予定であることが明らかになった。

ファッション情報サイトWWDは、「情報筋によれば来春開催予定のコスチューム・インスティチュート展では、ミウッチャ・プラダとエルザ・スキャパレッリの功績がテーマとしてフィーチャーされるとのこと。ただし現段階で詳しい内容についてはまだ明らかになっていない」と報じている。

イタリアを代表する高級老舗ブランド、プラダ(Prada)の創設者であるマリオ・プラダ(Mario Prada)の孫娘として知られるミウッチャは政治学の博士号を持つ才女でもあり、1978年に同ブランドのオーナー兼デザイナーに就任して以来、その類まれな頭脳とビジネスセンスを活かしてブランドの目覚しい発展を支えてきた。
一方1973年にこの世を去ったローマ出身のエルザ・スキャパレッリは、カラフルな色付きジッパーと派手な飾りボタンを初めてデザインに取り入れたことに加え、女性モデルが新作衣装を身につけキャットウォークを歩く、という現在のファッションショーの原型となるスタイルを確立したことでも有名な女性デザイナーだ。

毎年恒例のこのコスチューム・インスティチュート展でテーマとして取り上げられることは、ファッション業界においても最高の名誉の1つとされており、昨年2月に40歳という若さでこの世を去った英国出身の人気デザイナー、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)の功績を称えた本年度の同展覧会は、8月7日の閉幕までに今までの動員記録をすべて打ち破る661,509人という驚異的な来場者数をたたき出して話題になっていた。

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