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「The Uniform Project」をご存知だろうか。NY在住の広告デザイナー、Sheena Matheikenが企画したプロジェクトだ。プロジェクト内容はいたってシンプル。インドの貧困層の子供たちへの教育支援活動の寄付金を集めるために、一枚のワンピースを一年間着まわし、毎日そのコーディネートをサイト上で公開するというもの。2009年5月1日から2010年4月30日までの毎日のセルフポートレートは大反響を呼び、CNNやBCCなどの世界のマスコミにも取り上げられ、寄付金はなんと10万3374ドルまでになった。洗濯することを考慮し、同じワンピースを7枚用意してプロジェクトをスタートした彼女。ドレス以外の服や小物は全て寄付やリサイクル品だという。シーナ本人は一年間何も買わずにこのプロジェクトを達成したというから驚きだ。

インドに学校を建て、287人もの子供たちの学費をサポートしたシーナのコーディネートブック『NY流 シーナのブラックドレスで365日』が8月26日(金)に発売される。シーナの全スタイルが詰まった一冊だ。この本を見ると、同じ服とは思えないほどに様々な着こなしを披露している彼女。くるくると変わる彼女のファッションは、見ているだけで楽しい。消費の速度が速い現代、「アイディア次第でいくらでも服は着まわすことができる」という、世紀の実験を達成した彼女のオシャレのヒントを参考にしてみては。



『NY流 シーナのブラックドレスで365日』
価格:1,260円
著者:Sheena Matheiken 翻訳・編集:小野アムスデン道子
発行:株式会社メディアファクトリー
2011年8月26日(金)発売

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