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現代を代表するファッションデザイナーとして自身のブランドを中心に日本でも高い人気を誇るマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)がフランスの老舗有名ブランド、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)の新たなデザイナーに着任するのではないかという噂が浮上している。

ディオールは今年初め、服飾部門で主任デザイナーを務めていたジョン・ガリアーノ(John Galliano)を酒に酔った末の口論の中で人種差別的発言をしたことを理由に解雇しており、その後ガリアーノ本人もアルコールと薬物依存の問題を抱えていると自ら認めていたが、以来誰がその後釜に座るのかについて様々な憶測が飛び交っていた。現在ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のクリエイティヴ・ディレクターを務めるジェイコブスは、ディオールからオファーを受けているという噂について真っ向から否定していたものの、ここに来てどうやらその噂が本当になりそうな気配が漂いはじめた。ブラジル発の情報サイトGlamuramaによると、ジェイコブスはディオールの大株主であると共にルイ・ヴィトンの統括グループ会社として知られるLVMHのチーフ・エグゼクティヴ・オフィサーでもあるフランス人実業家ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)氏とミーティングを重ねているとのことで、同サイトは「2人はここ数週間にわたり頻繁にミーティングを行い、話を進めている」と報じている。

ジェイコブスが両ブランドのデザイナーを掛け持ちする可能性もなきにしはあらずとは言え、ファッション業界の内部者らは実際問題それは難しいだろうと読んでいる。「現在ルイ・ヴィトンのクリエイティヴ主任を務めるジェイコブスは今年1月にLVMHと契約を更新したばかりであり、ディオールとの仕事が実現すれば、ヴィトンで現行のポジションを並行して続けるというシナリオも有り得る。しかしながら最終的にはやはり、2つのブランドのどちらかを選ばざるを得ないだろう。アルノーとしては、ガリアーノによる一連のスキャンダルでダメージを受けたディオールがイメージを回復するのに、ジェイコブスがもってこいだという考えのもと、彼をディオールの仕事に傾かせようと仕向けているようだ」と英版Vogue誌オンラインは今回の動向について報じた。

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