隣人に挨拶を無視され…


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子どもの小学校入学を機に、郊外の住宅地に引っ越してきた平川家。1児の母である里奈は、近くに住むママ友や町内会の人たちと良好な関係を築き、おだやかな生活を送っていました。

引っ越してきてから3ヶ月ほど経ったある日、公園で出会った見知らぬママとの口論をきっかけに、植木の破壊や落書きなど、「誰か」からの嫌がらせを受けるようになってしまいます。

彼女こそ犯人であると疑う里奈でしたが、事態は思わぬ方向へと転んでいって…?

立て続けに起こる、悪質すぎる嫌がらせの犯人は誰なのか。

閑静な住宅地でうずまく、ミニマルな人間関係の異質さが際立つサスペンスセミフィクションをお送りします。

※本記事はグラハム子著の書籍『この街の誰かに嫌われています』から一部抜粋・編集しました。

■プロローグ

とある住宅街


カラン…カラン…


プシュー…


スプレーで


ダッ…


出テイケ


登場人物


■変な隣人

閑静な住宅街


その一画に…


美化活動日


よいしょっと


お疲れ様です!


ここに来てどれくらいになるの?


慣れてきた?


困ったことがあったら何でも言ってね


お家はどの辺りなの?


子どもが同級生で


いろいろ助かってます


堺さんも一緒か


去年離婚したらしくて


高山さんには挨拶したの?


市議会議員さんのお宅ですよね


仲良くしといたほうがいいわよ


ハーバード大行ってるって


学費いくらくらいかかるんだろうねぇ


そういえば最近ゴミ置き場が荒れてる日が多いわよねぇ


お疲れさまでしたー


またあとで


ガチャッ


こんにちは


無視かい


著=グラハム子/『この街の誰かに嫌われています』