私たちが邪魔になったのか


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小学5年生の春、父親の不倫が原因で両親が離婚。朋は妹の真由、そして母親との新たな生活を期待しましたが、連れて行かれた先は伯母の家でした。母親は「この子たちをよろしくお願いします」と言い残して立ち去り、姉妹は自分たちが捨てられた現実を知ります。

自分たちを置き去りにした両親を嫌いになりきれない葛藤、次々と襲いかかる理不尽な出来事--。厳しい現実に直面しながらも、互いに支え合い、過酷な運命を懸命に生き抜いてきた姉妹の物語をお送りします。

両親が離婚し 親に捨てられました


※本記事はひらたともみ著の書籍『親に捨てられた私と妹 不器用な人』から一部抜粋・編集しました。

忘れちゃうでしょ


そうかなー…


絶対に忘れたりしない


お父さんは女の人と暮らすために


なぁんだ…


邪魔になったのか…


泣くことすら


私も!!


あの子ら可哀そうで…


ご立派ねー


浅く広く深入りしない


仕事が忙しくて…


すぐバレた


へぇー…


ウソつきを見る目


ウソでも


11歳なりに分かったのは、「両親は自分の幸せを優先して私たちを捨てた」ということ。朋は泣くことさえ悔しく、嘘をついてでも幸せなフリをして過ごします。「哀れな人」と見られることへの、せめてもの抵抗なのかもしれません。

著=ひらたともみ/『親に捨てられた私と妹 不器用な人』