ドラッグストア×プロスポーツ×キッチンカー!? 意外なコラボが生む繋がり
『北海道Likers』がお届けする新ラジオ番組『北海道Likers Voice~北海道をもっと好きになるラジオ~』。
北海道を盛り上げている人や次のトレンドを創る人(=ライカーズ)をゲストに迎え、あふれる北海道愛を声(=Voice)で伝えます。
今回は2024年1月13日の放送回をご紹介します!
メインパーソナリティー
田村みなみさん(以下、田村さん):『株式会社STVラジオ』
柳澤美空(以下、柳澤):『北海道Likers』プロデューサー今回のゲスト
富山浩樹さん(以下、富山さん):「サツドラホールディングス株式会社」代表取締役社長 CEO
買ってチームを応援!「レバンガ北海道・なるとや」と一体で生まれた企画
今回は、、「サツドラホールディングス株式会社」代表取締役社長 CEOの富山浩樹さんをゲストに招き、ジャンルを超えた“コラボレーション”に注力する富山社長の想いを語っていただきました!
出典: 株式会社STVラジオ
田村さん:ゲストは「サツドラホールディングス株式会社(以下、サツドラホールディングス)」代表取締役社長 CEOの富山浩樹さんです。よろしくお願いします!
富山さん:よろしくお願いします!
田村さん:ドラッグストアだけではなく、新ビジネスの支援や電気の販売など、いろいろな事業を展開しているというなかで、他の企業や組織との連携、タイアップもされているんですよね。
出典: サツドラホールディングス株式会社
富山さん:そうですね。スポーツチームと連携することが多いですね。北海道共通ポイントカードの『EZOCA』でコラボレーションさせていただいています。『コンサドーレEZOCA』や『レバンガEZOCA』、旭川Vリーグの『ヴォレアスEZOCA』などを提携で出しています。
田村さん:始めたきっかけは何だったのでしょうか?
富山さん:『EZOCA』は使えば使うほど、各チームにポイントが還元される仕組みになっているんです。たとえば「サツドラ」で買い物をしたり、他の加盟店で使ったりすると、「レバンガ北海道」にポイントが還元されます。売上が上がれば加盟店も嬉しい、チームも嬉しい、お客さんも自身のポイントが貯まるうえにチームを応援することにもなり嬉しい、という仕組みになっています。
最初は「北海道コンサドーレ札幌」がきっかけだったのですが、「どうせやるなら仕組み自体を一緒につくりませんか」ということで始めたんです。それが好評で、「レバンガ北海道」や「ヴォレアス北海道」の会員システムにも『EZOCA』を入れていただくようになり、スポーツのチームの輪が広がっていきました。
田村さん:買って、ポイントを貯めて、チームを応援しようということなのですね。買い物をしてチームを応援できると思うと嬉しいですよね。
富山さん:“ポイントに感情が乗る”じゃないですが、ポイントはただ“お得・便利”なだけだと無機質な感じがします。ですが、ポイントをきっかけに繋がったり応援したりすることを広げていけるのは『EZOCA』ならではですし、地域のカードだからこそやるべきことだと考えています。
田村さん:“ポイントに感情が乗る”という言葉がとても温かみがあって、『EZOCA』を使うたびにたぶん思い出します!
富山さん:ありがとうございます。
出典: サツドラホールディングス株式会社
田村さん:「レバンガ北海道」でいうと、『若鶏半身揚げ』で有名な小樽の「なると屋」のFC運営を、キッチンカーを使って「サツドラ」の駐車場で展開していますよね。こちらも地域戦略の一環で始められたのでしょうか?
富山さん:まず「レバンガ北海道」で、「なると屋」との共同事業が立ち上がっていました。
そのころ僕たちは、「サツドラ」の店舗敷地内でキッチンカーを展開できないか検討していたときでした。きっかけはコロナです。お客さんが来ず飲食店が本当に困っていたときに、「サツドラ」の駐車場を使っていただいて、飲食店の応援でキッチンカーをたくさん出しました。
そして、「レバンガ北海道」と「なると屋」と三社一体で、キッチンカーを「サツドラ」に置く企画が持ち上がったんです。
田村さん:始まりはそこだったのですね。飲食店の方から富山さんに「何かできないか」と声を掛けられることが多かったのですか?
富山さん:そうですね。僕も経営者の仲間がいて、コロナのときはみなさん困っていたので、「何かしたい」と思って始めました。
また、キッチンカーの企画がきっかけで、新たな取り組みも生まれました。そのうちの一つが、キッチンカーだけでなく商品もコラボレーションして作る、クラウドファンディングでした。そして、クラウドファンディングが成功して商品化されたものを「サツドラ」で売るようにしたんです。キッチンカーも商品も出るとなると、我々としては売上が上がるし、飲食店さんもお店にお客さんが来なくなったときに売上を確保する別の方法になるんですよね。
クラウドファンディングはコロナが終わった後も続いていて、コロナだからこそ生まれた企画が継続できているなと思います。
子どもたちの職業体験からプロレスまで!楽しく繋がるなら何でもやろう
出典: サツドラホールディングス株式会社
田村さん:柳澤さんは「サツドラ」のイベントにも行かれたのですよね?
柳澤:9月に『サツドラFES 2023』に行かせていただきました。会場には「レバンガ北海道」のブースがあり、富山社長も「レバンガ北海道」の折茂武彦社長とトークライブをされていました。
富山さん:僕が出るのは少し躊躇したのですが(笑)
柳澤:イベントを開催する狙いや想いはどういったことだったのですか?
富山さん:『サツドラFES』はコロナ前から開催していたのですが、コロナ中に開催できなかった分が爆発したのか、昨年は15,000人ものお客さまに来ていただきました。
出典: サツドラホールディングス株式会社
富山さん:お取引様や「レバンガ北海道」、自治体のブースなどがたくさんありましたし、東京にある『キッザニア』をイメージした子どもたちのプログラミング体験やアナウンサー体験、YouTuber体験などもありました。
出典: サツドラホールディングス株式会社
富山さん:体験ブースなどがあると、ブースを出していただく側も楽しめますし、コラボレーションも生まれてきます。リアルな場には、お客さまや一緒に仕事をする地域の方とも繋がれる力があるかなと思います。
出典: サツドラホールディングス株式会社
田村さん:「サツドラホールディングス」は本当にいろいろなことをやっていますね!
富山さん:やっているうちに、だんだん“何でもあり”みたいになっています(笑) 最初は取引先様の商品紹介がメインだったのですが、「お客さまが楽しんでもらえるものだったら何でもやろう」となり……最近ではプロレスもやっているんですよ!
田村さん・柳澤:えー!
富山さん:すごく盛り上がるんです。場外乱闘とか(笑)
田村さん:まさかプロレスとも繋がりがあるとは……! まだまだ富山さんにはお話をお聞きしたいのですが、貴重なお話を本当にありがとうございました!
富山さん:こちらこそ、ありがとうございました!
北海道をスポーツと食で盛り上げる「キッチンカー」
身近な話題をピックアップしてお伝えする『Likers PICKトーク!』。今回は、富山浩樹さんのお話にも登場した「レバンガ北海道」と「なると屋」のコラボレーションで誕生した“キッチンカー”についてトークしました!
出典: 北海道Likers
田村さん:柳澤さん、『若鶏半身揚げ』で有名な「なると屋」はご存じですか?
柳澤:もちろん存じ上げております。『北海道Likers』の記事でも紹介させていただいたことがあります。
田村さん:そんな「なると屋」と「レバンガ北海道」がコラボレーションして、3年前の2021年7月にキッチンカーが登場しました。その1号店が「サツドラ旭ヶ丘南8条店」でオープンし、私も取材で伺いました。
今ではキッチンカーは5台あり、基本的に4台は札幌市内の「サツドラ」の駐車場で営業しています。もう1台は、「レバンガ北海道」の試合があるときはホームの「北海きたえーる」に来ています。みなさん食べながら応援したり、買った後に試合を見て家に帰ってから食べたり、いろいろないただき方があります。
柳澤:いいですね。
田村さん:その他の日は、道内各地を回って営業しているということです。だいたい、各地の「サツドラ」の駐車場で営業しています。
柳澤:でも、どうして「レバンガ北海道」がキッチンカーを営業しているのですか?
田村さん:「レバンガ北海道」を運営する会社としてフードビジネス事業を立ち上げたのですが、より収益を上げて、チームの強化費や遠征費に充てることが目的だそうです。バスケットボールの世界ではファンのことを『ブースター』というのですが、まさしく“食べて応援になる”取り組みなのです。
柳澤:素敵ですね。それに「サツドラ」も共感して、駐車場を提供しているというわけですね。
田村さん:そうですね。駐車場であればお客さんも車で来やすいですし、キッチンカーの売上アップや、「サツドラ」としてもお客さんを呼ぶきっかけにできるというWIN-WINのコラボレーションだと思います。
柳澤:なるほど。
田村さん:「レバンガ北海道」にとっては初めての食事業。北海道をスポーツと食で盛り上げていく意味でいうと、「サツドラ」も「レバンガ北海道」を応援していることが分かります。嬉しいコラボレーションですね。「レバンガ北海道」を応援する1人として、これからもずっと続いてほしいです。
柳澤さん、早く「なると屋」の『若鶏半身揚げ』を食べてくださいね(笑)
柳澤:さっそく買いに行きたいと思います!
ゲストからコメント!富山浩樹さんより
出典: 株式会社STVラジオ
Q. あなたの北海道“LIKE”は?
A. いっぱいあるのですが、やはり“人”ですかね。おおらかで受け入れる文化があると思います。それがとても心地良いです。
Q. ラジオに出てみての感想や伝えたいメッセージがあればお願いいたします!
A. 楽しかったです。とてもリラックスして北海道や事業の話ができて嬉しかったです。
【画像】株式会社STVラジオ、サツドラホールディングス株式会社