”ビジホ飲み”で話題のYouTuberに直撃！大浴場や豪華朝食、ご当地名物など、ビジホ飲みの魅力に迫る
ビジネスホテルに宿泊して部屋飲みを楽しむ”ビジホ飲み”が話題となっているのをご存知だろうか。そこで注目を集めているのが、YouTubeチャンネル「酒飲み独身ぴや子の宿日記」。配信しているのは、自称”職場のお荷物系会社員”のぴや子さんだ。
もともと食い倒れ旅が好きだという彼女がビジネスホテルで好きなだけ飲み食いする様子と、働く女性ならではの等身大の悩みが共感を呼び、現在のチャンネル登録者数は約15万人を誇る人気ぶり。今回はぴや子さんに取材し、ビジホ飲みの魅力やハマったきっかけ、おすすめのビジネスホテルなど、気になるアレコレを聞いてみた！
■ビジホ飲みの魅力とは？「家ではない場所で、時間を気にせずに過ごせる」
「基本的には月に1回、多い時は月に3回ビジネスホテルで週末を過ごしています」と語るぴや子さん。2021年3月頃からビジホ飲みをするようになり、今までに訪れたホテルの数は50軒にも及ぶと言う。
「ビジネスホテルでは、大浴場やサウナに何度も入ったり、コンビニでいつもなら買わない少し高価なおつまみやお酒を買い込んで好なものを好きなだけ飲み食いしたり、ゲームをしたり、動画を見たりして、時間を気にせずに過ごしていますね。ホテルで飲むお酒は、特別感があるんです」とぴや子さん。家にいる時とやることは同じらしいが、ビジネスホテルで過ごすことでいい息抜きとなるようだ。
「家から一歩出てビジネスホテルへ行くと、ちょっとした非日常感が楽しめて気分転換できるんです。リモートとは無縁の会社で働いていましたが、休日家に引きこもることが多くて、気分転換に大浴場付きホテルに泊まってみたのがきっかけです。また仕事柄出張がそこまでないので、ビジネスホテルでご当地のものを食べられるのも醍醐味ですね」と、ビジホ飲みの魅力を語ってくれた。
■ホテル選びのポイントは大浴場＆朝食！1番のおすすめビジネスホテルは？
ホテル選びについてぴや子さんに聞くと「お風呂が好きなので、まずは大浴場がついているかをチェックします。サウナもあれば、なお嬉しいですね」と教えてくれた。
「最近は朝食に力を入れているホテルも多いので、朝食の豪華さも選ぶ際のポイントの一つ。地方のビジネスホテルへ行くと、その土地の名物や特産品が食卓に並んでいることもあるんですよ。私が普段朝食を食べないので、ホテルで朝食が用意されていると、実家にいるようなあたたかい気持ちになれるんですよね」
大浴場と朝食にこだわり、日本各地のホテルを多数訪れているぴや子さん。彼女が特におすすめするのは神奈川県・川崎にある「天然温泉 扇浜の湯 ドーミーイン川崎」だ。
「ビジホ飲みにハマったきっかけのホテルで、露天風呂付きの広々とした大浴場はもちろん、ご当地の逸品が味わえる豪華な朝食が魅力です。何度もリピートするほど、1番好きなビジネスホテルですね」
■ビジホ飲みを始めたきっかけとは？「塞ぎがちな気持ちが晴れやかに」
お気に入りのビジネスホテルをリピートするほど、今ではビジホ飲みの楽しさにどっぷりとハマっているぴや子さん。始めたきっかけはコロナ禍にあったと言う。
「リモートワークができない環境だったので、もしものことがあっては困ると家の中に引きこもっていたら、どんどんしんどくなってきて。気持ちが塞ぎ込んでしまった時期があったんです。その状況が続いた時に『大好きなお風呂で癒されたい！』と思い、気分転換するためにビジネスホテルを訪れたんですね。最初にホテルに泊まった時は軽いコロナ鬱みたいな感覚だったんですが、お風呂に入って、美味しいご飯を食べたら、たった半日でも自分の気持ちが驚くほど晴れやかになって。ビジネスホテルで過ごすことで、前向きになれたことのが、ビジホ飲みを始めたきっかけでした」
そのように趣味となったビジホ飲みの様子をYouTubeで配信するようになったのは、2021年5月頃から。配信を始めた3ヶ月後から、チャンネル登録者数が1ヶ月単位で1万人ずつ増えるようになり、徐々にぴや子さんのビジホ飲みが話題を集めるようになった。
「私と同年代の方はもちろん、家庭がある方やママさん、今では40〜60代の方にも見ていただくことが多くて。『こんな楽しみ方があるんですね！』『旅行に行った気分になれます』などの感想を寄せてくれるので嬉しく思っています。そのようなコメントをいただくので、ホテルの紹介もしっかりしたいのですが、どの世代の方も共通の悩みを抱えていると思うので、みなさんの悩みに共感しながら、少しでも前向きな気持ちになってもらえたらと配信しています」と、動画を作るうえでのこだわりについても教えてくれた。
■「一人で体験する楽しさも伝えられれば」
「まずは東京制覇を目標に首都圏のビジネスホテルを回っています」と話すぴや子さん。北海道、東京、大阪、四国などの主要都市を中心に訪れているが、地方のビジネスホテルに宿泊する際は視聴者さんに楽しみ方を教えてもらうなど、視聴者さんとの交流も積極的。
「視聴者さんとの交流も楽しみながらさせていただいています。コメントもできるだけ返信していきたいですね」
視聴者さんの存在が大切というぴや子さん。「楽しんで見てもらえるように」というのはもちろん、動画を通してほかにも視聴者に伝えたいメッセージがあると言う。
「ビジホ飲みが好きになる前は、誰かと共有することが好きだったので『一人よりも誰かと行った方が楽しい』という固定概念がありました。ですが、コロナ禍で一人を経験してからは『一人でもこんなに楽しいんだ！』ということに気付けたんです。私と同じような寂しい気持ちを抱えている方に『私もビジホ飲みしてみようかな』と、一人で体験する楽しさが伝えられたらいいなと思っています。私の動画を通して、みなさんの世界が広がれば嬉しいです」
彼女の動画からは、一人でビジホ飲みを満喫している様子がひしひしと伝わってくる。そのようにぴや子さんがビジホ飲みを楽しみ、前向きな気持ちになれたことを発信することで、視聴者も彼女に癒されるのだ。非日常を手軽に感じられて、ポジティブな気持ちにさせてくれるというビジホ飲み。未体験の方は彼女の動画を見て、一人でも十分に楽しめるビジホ飲みを体験してみては？
