意外な結果に。「社内恋愛」について女性に聞いてみたら、ハッピーじゃない事実が判明

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キャリアデザインセンターが運営する、女性の転職に特化した転職サイト「女の転職type」は、女性638名を対象に「社内恋愛と仕事」についてアンケートを実施しました。

■社内恋愛は「できればしたくない」が約3割で最多

「女の転職type」会員に社内(職場)で恋愛をしたいと思うかどうかを聞いたところ、「できればしたくない」が最も多く33.7%でした。 ※以降、社内(職場)での恋愛を社内恋愛と表記

「絶対したくない」も合わせた社内恋愛否定派は51.4%で、「非常にしたい」「できればしたい」「してもいい」を合わせた肯定派38.0%を上回る結果となりました。

■回答者の約半数が、「社内恋愛の経験あり」

社内恋愛の経験については、「はい」50.3%、「いいえ」49.7%とほぼ同数となりました。

■社内恋愛の相手1位は「同僚」、次いで「先輩」

社内恋愛したことがある人に、相手の立場を聞いたところ、「同僚」が1位で41.1%、次いで「先輩」37.4%、「上司」23.4%となりました。

※社内恋愛の経験がある人のみ
※複数回答あり

■社内恋愛のきっかけは1位「仕事で関わった」、次いで「職場の飲み会」

社内恋愛のきっかけについて尋ねると、「仕事で関わった」65.7%が圧倒的1位でした。次いで「職場の飲み会」28.0%、「一目惚れ」7.2%が続いています。

※社内恋愛の経験がある人のみ
※複数回答あり

その他のコメントとしては、「通勤経路が同じだった」「社員旅行」「元々付き合っていた彼と同じ会社に就職した」がありました。

■社内恋愛の結末は「交際して別れた」が最多で半数。4人に1人が結婚

社内恋愛の結末(最後)について尋ねると、最も多かったのは「交際して別れた」54.5%でした。

※社内恋愛の経験がある人のみ
※複数回答あり

社内恋愛が実り「結婚した」「交際中」もそれぞれ25.5%、9.0%といるものの、「告白せず終わった」10.9%、「結婚して離婚した」5.3%、「振られた」も4.0%おり、ハッピーな状態が続くケースは少数派のようです。

■社内恋愛がうまくいかないと、仕事にも悪影響?

Q.5で「交際して別れた」「結婚して離婚した」「振られた」と答えた人に、仕事面での変化について尋ねると、「とくに変わらない」が1位で36.5%だったものの、残りの約65%の人には影響があったことになります。

※Q.5で「交際して別れた」「結婚して離婚した」「振られた」と回答した人
※複数回答あり

2位は「仕事がやりにくくなった」31.0%、4位は「仕事のモチベーションが下がった」15.7%となっており、「仕事のモチベーションが上がった」7.6%や「仕事がやりやすくなった」3.6%などポジティブな影響よりネガティブな影響の方が目立っています。

Q.1の社内恋愛の意向についてで「できればしたくない」が最も多かったのは、こういった経験や、未来を予想してしまうことが要因かもしれません。

■社内恋愛や社内結婚を推奨する制度は、約7割が「ない」と回答

職場に社内恋愛や社内結婚を推奨する制度があるかどうかを尋ねたところ、69.3%の人が「推奨する制度はない」と回答。お祝いなどの制度がある職場は数%にとどまりました。

※複数回答あり

■社内恋愛や結婚を制御するルールや暗黙の了解、約4割が「ない」と回答

逆に、社内恋愛や結婚を制御するルールや暗黙の了解はあるかどうかを尋ねたところ、42.5%の人が「制御するルールや暗黙の了解はない」と回答。ただ、「社内結婚したら同じ部署NG」や「社内恋愛したら同じ部署NG」はそれぞれ1割程度あるようです。

※複数回答あり

■社内恋愛が多い会社、肯定派がやや優勢に

最後に、社内恋愛が多い会社についてどう思うかについて尋ねると、「どちらとも言えない」が最も多く51.9%でした。

「いい会社だと思う」「ややいい会社だと思う」という肯定派は26.8%、「いい会社だと思わない」「あまりいい会社だと思わない」という否定派は21.3%で、肯定派の方がやや多い結果となりました。

■調査概要

第56回「社内恋愛と仕事」/データで知る「女性と仕事」

調査期間:2022年8月25日〜9月5日
有効回答数:638名
調査対象:『女の転職type』会員
調査方法: Web上でのアンケート
出典:女の転職type
URL:https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-56/

※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。

(エボル)