このコーヒー1杯が人のためになるなんて素敵。“遠くの誰か”を支援できるカフェが、神戸にオープンしました

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12月4日(土)に兵庫・神戸にオープンした「Tobira Cafe神戸岡本店」。とある女子大生起業家が運営するこのカフェをご存知ですか?

お店を訪れ、コーヒーを1杯楽しむだけで、遠いルワンダの貧困問題を支援することができるんです。

Tobira Cafe 神戸岡本店がオープン



「Tobira Cafe」が最初にオープンしたのは、2020年9月。大阪大学に通う起業家・山田果凜さんの手によって、沖縄県読谷村でスタートしました。

自身の生い立ちやボランティア活動を通して、「この世には少しの思いやりで救われる命がたくさんある」ことに気づき、世の中のさまざまな社会課題を解決したいと、19歳で起業した山田さん。

「カフェという場所を通して、訪れる人と現地を、また思いやりをつなぐ、新たな『扉』になれるように」と、「Tobira Cafe」をオープンしたそうです。

このたび新たに誕生した神戸岡本店では、神戸市の障がい者に“就労支援の場”を提供することで「誰もが平等に働けるやりがい溢れる社会」の実現を目指すといいます。

ルワンダへつながる“扉”を開けて



「Tobira Cafe」で使われているのは、ルワンダ産のスペシャルティコーヒー。従業員や地域住民へ配慮した環境整備で、現地でも愛される有数のコーヒーマウンテンで栽培された、高品質な豆を扱っています。

実際に山田さんが現地を訪れ、サステナブルなあり方とコーヒーの上品な酸味のおいしさに惚れ込んだことがきっかけで、この地の豆を扱うことに決めたそう。



また毎月の売上の5%は、ルワンダの貧困・栄養問題解決のために寄付。

お店を訪れる人は特別なアクションを起こすことなく、コーヒー1杯を楽しむだけで、現地の子どもたちの未来を育む食事や教育、居場所提供の支援に参加することができるんです。

そんな支援の割合を決めるのも、お客さんの投票で。「食事」「教育」「居場所」の3つの投票結果から、それぞれの支援割合を決定するのだとか。

「こうした目的のために使ってほしい」と具体的に選ぶことにより、投票した人自身が支援先について考えるきっかけにもなりそうですね。

コーヒーはもちろん、本格的なスイーツやフードも楽しめちゃう



お店では、前述したルワンダの豆を使ったハンドドリップコーヒー(600円)や、カフェラテ(650円)を味わえるほか、コーヒー豆(1100円/100g)を購入することも可能です。



また、シェフやパティシエが作るカフェメニューも豊富に取り揃えているのだとか。

いま特に人気の高い「カヌレ」(350円)は数量限定で販売される商品なので、気になる人は早めのチェックが必須かも。そのほかにもドリンク付きで「ガトーショコラ」(1200円)や「クリームブリュレ」(1200円)なども用意しているといいます。

さらに、「牛肉の赤ワイン煮込み」(1500円)や「サーロインステーキ」(2100円)といったプレートランチメニューも見逃せません。ドリンクもついている上に、+300円でデザートもプラスできちゃうから、満足感たっぷりのランチを楽しめそうです。



ちょっと一息つこうとカフェに立ち寄るだけで、どこかの誰かのためになるなんて素敵ですよね。

ルワンダから届いたコーヒーを味わうことが、またその地に還元される。次のカフェタイムは、そんな優しさの循環を叶える「Tobira Cafe」で過ごしてみてはいかがでしょう?

お出かけの際は、万全の感染対策をお忘れなく。

Tobira Cafe 神戸岡本店 
住所:兵庫県神戸市東灘区本山北町3丁目11-7
営業時間:10:00〜17:00
定休日:日曜日
公式HP:https://tobira-cafe.com