お小遣い稼ぎだけじゃない!世代ごとに異なるフリマアプリの利用目的と得られたこと
断捨離や副業としても人気のフリマアプリ。実際にフル活用している堅実女子も結構多いのでは?経済産業省の発表でも、フリマアプリの市場規模は拡大しており、初めて登場した2012年からわずか6年で巨大市場が形成されたと述べられています。
https://www.meti.go.jp/press/2019/05/20190516002/20190516002.html
老若男女に愛用されているフリマアプリですが、世代によってその意識は異なるよう。今回は、株式会社メルカリが実施した調査をもとに、世代ごとに異なるフリマアプリの利用目的と得られたことをご紹介します。
フリマアプリを始めた当初の目的:20代はお金のため、60代以上は?
まず世代によってフリマアプリを始めた目的は異なるのでしょうか。アンケートの結果によると、20代では71.6%で1位だった「お金を得るため」は、60代以上では35.0%と約半数しか挙げられていないことがわかりました。60代以上の1位は「不用品の処分をするため」が79.6%となっていることから、終活を意識してフリマアプリを利用している人もいるのかもしれません。
世代によってもフリマアプリの利用目的に差が!堅実女子のみなさんは、どんな理由ですか?(株式会社メルカリ調べ)
フリマアプリ利用後の変化:20代の約3倍の60代以上が得られたことは?
利用後の世代間差で注目したいのが、「社会とのつながりを感じるようになった」とした人が60代以上の回答者は20代の約3倍いたということ。そして世代関係なく「売るときのことを考慮し、モノを大切に扱うようになった」としています。
問い:フリマアプリ利用後の意識変化を教えてください
「社会とのつながりを感じるようになった」
60代以上:26.8%
20代:9.9%
「売るときのことを考慮し、モノを大切に扱うようになった」
60代以上:60.3%
20代:66.7%
一方で最近年代が若い人たちの間では、ファッションアイテムを1回だけ身につけて写真を撮影、インスタグラムなどのSNSに投稿後即フリマアプリで売るという「ワンショット消費」の傾向も見られるといいます。こちらも売るときのことを考慮していますが、モノを大切にというよりは、SNSでのシェアを前提にといった感じかもしれません。
次からは、実際にフリマアプリを利用した人たちの感想をご紹介します!
問い:フリマアプリを利用して、あなた自身に起こった変化(60代以上の人へ)一部要約
・日本中の購入者・出品者等、他者とのコミュニケーションを取れることに喜びを感じるようになった(72歳女性)
・いろいろな方との交流を通じて、いろいろな情報などを収集できて、ネットサーフィンがより楽しくなり、ネットビジネスに関心が高まってきた(69歳男性)
・出品した商品のお得意様ができたり、同じ趣味の方との会話ができたり、日本中の美味しい物がお安く買えたり本当に楽しいです。日用品・化粧品などもお安く買っています(64歳女性)
・自分が出品したものを買ってくれ、眺めたり使ったりしてくれる人がいることが、お金を得ることよりもうれしいです(74歳男性)
お小遣い稼ぎだけでなく、ビジネス感覚を磨けたり、人やモノのありがたさを感じたりと様々なメリットがあるフリマアプリ。自分はもちろんですが、年配の親にもチャレンジを勧めてみても良いかも!
ちなみに、60代以上のフリマアプリ利用者の61.7%が「インターネットやWEBサービスを使いこなしている」と回答しているから、20代と同程度ITリテラシーに自信を持っていることがわかります。
フリマアプリに限らず、シニアのインスタグラマーやYouTuberもたくさん見かけますよね!(株式会社メルカリ調べ)
年末の大掃除として、来年に向けた新たなチャレンジとして、まだフリマアプリを利用したことがない人はぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
スマホひとつあれば、いつでもどこにいても売買ができるフリマアプリ。欲しかったものをお得に購入できるとうれしいですよね!
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国1648名
60歳以上男女824名(フリマアプリ利用者412名、フリマアプリ非利用者412名)
20〜29歳男女824名(フリマアプリ利用者412名、フリマアプリ非利用者412名)