『良いとこ探し』は幸せな恋を呼ぶ?
先日放送された、TBSの「ナイナイのお見合い大作戦」。真面目で誠実、終始気配りを頑張った男性が、イケメンの自衛官を差し置いて1番人気!という偉業を成し遂げ、彼の恋愛ドラマが注目を浴びました。
まさに「男は顔よりも中身!」の典型例のようでした。しかし、彼は自分に好意を持ってくれている多くの女性をよそに、他のイケメン自衛官希望だった「クールビューティ」さんに一目惚れでした。それでも彼は諦めきれず、彼女に猛プッシュ。その結果、彼女のハートをゲットしたのです。
他の男性に気持ちがありながらも、自分に思いを寄せる男性の良い所を見つけ、受け入れた彼女は、この先、大切に愛され続けるはず。好みの男性には失恋したものの、最後は幸せをゲットしたと言えるでしょう。
■第一印象は良いとこ探しが重要?
「最初にいいなと思った人とはうまくいかなかったけど、自分のことを好きでいてくれる人を結局選んだ」この1文にしてしまうと、なんだか「お手軽な方で手を打った」ように感じる人もいるかもしれませんが、そうではありません。
「もともと好きな人ではなかったが、自然と気持ちが動いて、その人の思いを受け入れるに至った」ということ。それは、「その人の魅力を見つけた」からでしょう。
人の中身は、動作や表情に滲み出てくるものです。だから、言葉ではなく、相手のしぐさを見て良いところを探しましょう。第一印象で悪いところが10個あっても、素敵なところが1個あれば、付き合ってみる価値はあるのです。
少女漫画のように、最悪な出会いが運命の恋に通じることが多いのは、1つの良いところを見つけることができた女性が、男性の不器用な行為を好意的に解釈することができたからなのです。
初対面では、本当の自分を半分も見せていないもの。その中で欠点を探していてはキリがありません。欠点だけを見て「ダイヤの原石」を自ら追い払ってしまうのは、とてももったいないこと。欠点探しではなく、良いところ探しから始めてみましょう。
■幸せは考え方次第?
「病は気から」という言葉がありますよね。思い込みによって、体調だって良くなるということですが、これは脳の勘違いが引き起こす現象なのです。
幸せは脳内物質によって引き起こされる感情ですから、物の受け止め方次第で、その脳内物質を出すことができる、幸せ気分はいくらでも味わえる、というわけです。
科学的に見ると、人間関係における幸せ度は、「相手の優しさや思いやりから、どの程度自分の気持ちが安定して落ち着いた状態でいられるか」、また、「如何に嬉しいと思うことが多いか」によって決まります。
つまり、脳の幸せ物質の放出に、相手の容姿はあまり関係がないということ。イケメンと付き合ったからといって、目の保養にはなっても、心の安定には特につながらないのです。まさに、「要は中身」ということですね。
■おわりに
でも、人は周囲の反応が気になる生き物です。皆が羨ましいと思う男性が自分を愛してくれたら嬉しいのも事実です。
でも、その男性が自分と合う人かどうかは、彼の人間性(中身)が物をいうのです。だから、彼の素敵なところを探しましょう。それに、本当に愛する男性なら、1つ素敵なところがあれば、10個の欠点も気にならなくなるものです。
また、良いとこ探しが得意になれば、自分の良いところを見つけることもでき、嬉しいことが倍増して、笑顔が増えます。笑顔が増えると、そんなあなたに恋する男性も現れる可能性大ですよ!
(鶴山あずさ/ハウコレ)(吉次玲奈/モデル)(柳内良仁/カメラマン)