旅行前にチェック! 旅先でのトラブルを防ぐ“危機管理術”6
旅に出るときは、楽しみもあればもちろん心配もあります。
旅行前に、他人の旅先でのトラブル話を聞くとつい不安になってしまいますよね。
心配してばかりでも損ですが、旅に出るにあたり、これを気をつけていれば、安心度が増して、楽しみも倍になる!という危機管理術を紹介します。
■メガネよりコンタクトレンズを使用する
国や地域によりますが、強盗などの犯罪が多発しているところもあります。
“カバンを前にかけて、肌から離さない”という注意はもちろんですが、
意外な対策法としては、メガネを着用している人はできるだけコンタクトレンズを使用するということです。日本では考えられないことですが、メガネをかけている人は、かけていない人より狙われやすいのです。
メガネ自体も視野が狭いですし、メガネを外されてしまえば、強盗を追うことができず、強盗が逃げやすいため絶好のカモになってしまうのです。
■タクシーに乗る際は車番をメモして、その行為を運転手にもみせる
海外旅行でよく聞くトラブルは、タクシートラブルではないでしょうか。
メーターが回されていなくてタクシー料金をぼったくりされたり、時には暴行されたりということも可能性としては0ではありません。
そんな時、泣き寝入りをしないためにも、タクシーに乗ったらすぐに、タクシーの車番や車の色などをメモしておきましょう。
そして、重要なのは車番をメモしている行為を運転手にみせることです。
そうすることで、ぼったくり等の犯罪の抑止力になることでしょう。
■お金はいろんなところに小分けにして忍ばせておき、いざという時のために捨て金を用意しておく
様々な国に行けば、スリや強盗に遭ってしまう可能性もあります。気をつけていても、避けられないこともあるでしょう。
万が一出会ってしまった時のために、所持金は様々なところに小分けにしておくのが良いでしょう。被害を最小限に抑えることができます。
強盗に遭ってしまった時のために、安い財布にお金を少し入れておき“これで全財産です”という捨て金を用意しておきましょう。
全て盗られてしまうと、精神的にもなかなか立ち直れませんし、金銭面でもその後の行動に大変苦労してしまいます。
■その国の宗教やタブーは最低限頭に入れておく
当たり前のことですが、国ごとに文化やマナーが違います。
それゆえに、同じ発言や行動に対しても、国によっては大変失礼なことにあたってしまったりします。自分の常識が世界の常識ではありません。日本でよしとされていることが、海外では当たり前のタブーかもしれません。
日本は無宗教の方の割合が多いので、日頃意識しないことの方が多いと思うのですが、海外では宗教などの問題も、地域によっては根深いものがあります。海外に行く前は、事前にその国の宗教や、タブーについて勉強しておいた方がベターでしょう。
■パスポートのコピーを用意しておく
移動の時などに悩むのが、パスポートの持ち方です。
ホテルに置いておくのも怖いし、かといって持ち歩くのも安全とは言えない…。
万全の対策を取っていても、盗られてしまう可能性はあるものです。
パスポートを盗られてしまうと、再発行にかなり時間がかかり、貴重な旅行の時間の大半が奪われてしまうこともままありません。
パスポートのコピーを用意しておくと、盗難にあったとき、大使館での発行がかなりスムーズになります。可能であれば何枚かコピーしておき、それぞれ別の保管しておきましょう。
■現金はどれくらい持っていくか、クレジットカードは何枚持っていくのがいいのか?
旅行の準備の際に一番迷うのが、現金をどれくらい持っていくのか、というお財布事情ではないでしょうか。
現金に関しては、チップ・友達との飲食割り勘用・カードの使えないところ用に必要な分を
1日3,000円強程度と考えると、旅行期間が10日だと4〜5万くらいでしょうか。
支払いは、レートの関係で可能であればクレジットカードで済ませるのが良いです。VISA/MASTERを1枚ずつ、JCBもあるとなおよいでしょう。
食事代はまとめて支払い、日本に帰ってから割り勘でも良いでしょう。国によっては、人数分のカードを出して割り勘するのも一般的です。
長期の旅行ですと、トラベラーズチェックを持っていくのも手です。
トラベラーズチェックとは、旅行者用に発行される小切手のことです。
銀行やクレジットカード会社で発行され、そのまま海外での買い物に使うことができます。
一番のメリットは、紛失した際に再発行してもらえるということ。
しかし、使用する度にサインやパスポートの提示が求められるのは少々煩雑に感じるかもしれません。バランスよくお金・カード・トラベラーズチェックの3種類を持っていくことが理想的でしょう。
いかがでしたでしょうか。
せっかくの海外旅行、トラブルなしの、楽しい思い出にしたいものですよね。
もしものために備えておくことは、楽しむための最重要事項です。