国連が『虫料理』を支援に100万ドル!食料危機対策として虫が食卓に

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国連が食料危機の深刻化を受け、「人類が生き延びるには、虫を食さねばならない」と発言した。さまざまな機関が「食用昆虫」の可能性について研究を行っている中、カナダのマギー大学の学生らがタンパク質豊富な虫のレシピを開発し、2013年ハルト賞を受賞 。受賞した学生らは、国連から「研究費」として100万ドルの賞金を受け取ったそう。

「将来の食材」として候補に挙がっている虫は下記の7種類。イナゴを食べる日本の食文化ではあるけれど、この虫はアリですか?

・モパネ毛虫
アフリカのモパネという樹に生息すると言われている毛虫の種類。牛肉100gに鉄分が6g含まれているのに対して、モパネ毛虫はなんと31gもの鉄分が配合されているそう。ゆでて天日干しにして食べられているこの食材は、冷蔵せずに数ヶ月保つので、暑いアフリカの地では重宝されている。

・チャプライン
メキシコで食べられているバッタの種類。7割がタンパク質でできている栄養満点の食材。にんにくと一緒にいためたりするそう。

・ウィチェッティ虫
オーストラリアの先住民であるアボリジニーが主食として食べるというウィチェッティ虫は、ガの幼虫。白くて太いこの幼虫は、アーモンドのような味がするそう。

シロアリ
38%がタンパク質でできているシロアリは、アフリカや南アメリカ諸国で揚げ物や蒸し物として食べられているそう。バナナの葉に包んで蒸して食べるのが主な食べ方らしいですよ。

・ヤシ・ゾウムシ
アフリカ諸国で食べられているのがヤシ・ゾウムシ。大きさはなんと長さ10センチ、横幅5センチという「象」という名がピッタリな虫。タンパク質、亜鉛、ミネラルに富み、アミノ酸も豊富に含まれている栄養満点の食材なのです。

・クサイ虫
カメムシの一種であるこの虫は、アフリカや南米で重宝されている食材。タンパク質、亜鉛、葉酸が豊富に含まれているそう。ネーミングからは想像もつかないほど栄養満点な食材。

・ゴミムシダマシ
西洋文化で唯一食べられている虫が、このゴミムシダマシという名の虫。オランダで食用として、または動物の餌として養殖されているそう。牛肉と同じ量の鉄分を含み、良質の脂肪分や葉酸、亜鉛、タンパク質などの栄養素を持っているそうですよ。

国連をはじめとする国際機関も力が入る「虫料理開発」はホントの話みたい!食料不足となる将来のために虫に慣れておく必要があるかも!?

参考:7 Insects You’ll Be Eating in the Future
http://www.livescience.com/40096-eating-insects-bugs-entomophagy.html